2011年4月のケータイ契約者数が発表されました。
今月も首位はソフトバンクですが、地域別で見ると明らかに何かが見えてきますし、また内訳的にはちょっと大丈夫？　って感じになってきています。
そして好調のドコモは2位、でも実質1位かも？
auも復調の兆しあり。
ウィルコムとUQは好調キープ、イー・モバはちょっとペースダウンか？

そんな興味深い4月の契約者数の内訳を今月もいじっていきましょう。

　
まずは首位のソフトバンク。

2位のドコモとの差は5万超とかなりの差をつけています。
でもここからです。

まいど気になる東京は123700純増で1位、純増全体の51.69％を締める感じで今回は低めで他キャリアと同じぐらい。
地域別では東海、北陸、関西、四国が1位。ただし四国は1位～3位が500差と超僅差。
北海道と九州が2位で、3位は東北と中国。ただし中国は2位のドコモと100しか差がない。
注目すべきは東北、ドコモ24800、au12500に対してわずか6700、3月のドコモ20100、au13900、ソフトバンク9400よりも差が開いています。東日本大震災の被災地で惨敗という結果は、ある意味エリアや通信品質を如実に現しているように思われます。

次に毎回気になる通信モジュールは68400、先月に引き続き純増の4分の1以上が通信モジュールです。ドコモの15500、auの31100と比べてもかなり多い数字、ドコモよりも52900多いと…ほう…通信モジュールがもしなければドコモよりも少ない純増ってわけね…っていう勘ぐりはしないでおこう。

プリペイドは12300増、ドコモの-1600、auの-4600と対照的なのは毎度のこととして。
ここでドコモよりも13900多いことになるわけね…とかは触れないでおこう。通信モジュールとプリペイドで66800稼いでいるとふむふむ。

MNPは独り勝ち、51400増で、ドコモから28300、auから23000、イーモバから100かっぱぎです。冷静に考えるとものすごいキャッシュバック相当のキャンペーン目当ての人が行っているだけの気もしないでもない。

Yahoo!ケータイの純増は193700増で、純増全体の80.94％相当な感じ。今回はこの項目が他キャリアがけっこうすごいので、なんとも言えない感じです。

今回もなんかすごい怪しい感じがしない方がおかしいソフトバンクモバイルですが、まぁいつもの感じで言っておきましょう。

ソフトバンクには超々々、超々々々々々気をつけろ！

孫さんは他キャリアにいちゃもんつけていないで自キャリアのエリア整備をまじめにやればいいのに…あとまた東北に義援金プリーズっていうか現金くっつけて東北でキャンペーンやっちゃえ！ってダメ(＠ω＠？

さてドコモ、今回2位っていうか実質1位かもです。

地域別1位は北海道、東北、九州。いずれの地域もけっこう差をつけていますが、東北がやはり圧倒的でソフトバンクの約4倍も純増しています。
3位は四国と東海ですが、四国は3キャリア僅差なのでどうでもいいとして、東海が大変なことになってます。ドコモ5400に対しau9200、ソフトバンクは27200とこの地域だけかなりの差があるんですよね。
なんかよう分からんなぁ…他キャリアがキャンペーンか法人契約でも入ったか…

通信モジュールについてはかなり少なく15500、純増全体の1割未満です。

MNPは-28300、プリペイドは-1600。

iモード/SPモード純増がすごくて226900増、純増全体の120.69％です。こういうのを見ると番号だけソフトバンクに持って行って商品券とかもらって、メインケータイは新番号でドコモとか？　って思ってしまいます。

LTEの「Xi」は14200の純増で好調。

今回はかなり如実に出ていますな。
必要に迫られている地域ではドコモが選ばれ、そこまで追い詰められていない地域ではソフトバンクが何かしてる感じなんでしょう。
と思ってもいいよね？これみたらそう思っちゃうからもう仕方ないし木に竹刀。

3位はau、けっこうがんばってるかも？

地域別では1位は中国のみ。
2位は北、東海、四国、あとは3位。
まぁこれだけ見ればイマイチです。

通信モジュールは31100、全体の純増から見ると結構多いですが、まぁソフトバンクほどじゃないと。

MNPは-23500、いつもどおりかっぱがれ。

EZweb/ISweb純増は87300増、純増全体の62.31％相当とちょっと低め。

これらを見るとイマイチな感じのauですが、実は全体に対する関東の純増が46.04％と他キャリアよりも低いのよん。
何気に地方でしっかり受け入れられてるかも知れない辺りががんばっているなぁ、と思ったポイントでした。

今回も4位のUQ、ものすごい安定感で今月も契約者数を10％以上押し上げました。
うまくいけば5月にも100万契約を超えるかも知れないUQ、データ専門にも関わらずにここまでやるとは大したもんだと思います。

そして今回5位はイー・モバイル。
でも内訳は厳しくて、EMnet純増は-1900となっており、ただでさえ少ない中からの音声離れは止まりそうにありません。
UQとは対照的に、厳しい戦いが続いているようです。

まぁタダで配っているからね、それも5月末までか…どうするのだろうなぁ…

今回も全地域純増ですが、これがまた興味深い。
沖縄が2800増で、auを抜いて沖縄1位です！！　まぁauとウィルコムしか沖縄集計していないわけですが。
九州も激しくて7500増、これはとてもすごい大きな数字です。同地域のユーザーをいっきに5％以上押し上げたことに成ります。
んで東京は純増の半分以上の30000増。

なんか徐々に浸透してきたのか、今まで無かった地域での激しい純増がありますな。
でもまぁソフトバンク配下なので眉唾していきましょう。

いやぁ、今回は激しかったね。地味に。でも確実に土器土器した。

まぁ近頃ソフトバンクが総務省に怒られたりしたけれど、それでもソフトバンクがベストな人もいれば、ドコモがベストな人もいるように、その人に取ってのベストキャリアは違うわけなので、その辺りを妄信しないで見極めていって欲しいなと思います。

さぁ来月も楽しみだ(=ω=。