「ウィルコムあんしんサポート」の提供について(ウィルコムプレスリリース6/30)
ウィルコム、月額315円の「ウィルコムあんしんサポート」(ケータイWatch6/30)

ウィルコムが端末故障時などのユーザー負担代金を一定額にするサービス「ウィルコムあんしんサポート」を有償で始めるそうな。
サービス内容としては、修理の場合はユーザー負担は1050円となる、この代金にはサポートコインは利用出来ない。
修理回数の制限は無いが、メーカーの修理保守が終了した端末は修理不可。またD4のみ修理代金から10000円引きの扱い。
全損・水没・盗難・紛失時にはユーザー負担は5250円、これにもサポートコインは利用出来ない。
2回目以降の適用は前回適用時より1年経過後、つまり1年に1回のみ適用となる。また同一機種がない場合にはウィルコムの指定機種への良品交換となる。D4のみ特別価格での対応。
長期代品貸出サービスの貸出手数料は無料となる。
加入は新規契約もしくは機種変更時のみで、それ以外にサービス利用中に契約することはできない。ただし途中解約は可能、もちろんその際には次回機種変まで再加入は不可。
また申込に当たって、一部サービス適用対象外の料金コースもあるらしい。
利用料は1回線月315円で、導入は9月1日から。「ウィルコムあんしんサポート」導入にあたって、9月1日以降は「W-VALUE SELECT」で新規ご契約・機種変更しても「W-VALUEサポート」は適用されなくなる。

もう言っちゃおう。
これはおらから見たら、

改悪

です。

まず「W-VALUEサポート」の新規加入廃止について、W-VALUE SELECTからサポート抜いたら新スーパーボーナスとなんら変わらない割引付き割賦販売でしかないんですよ。
てことは、9月以降のW-VALUE SELECTの魅力は割賦販売と割引のみ、今まで実は一番の魅力であった部分を切り捨てソフトバンクライクに成り下がったと言っても過言ではない。
もうガッカリどころかグッタリするような改悪です。

またこの「ウィルコムあんしんサポート」、事実上端末購入時のみ契約可能、ここもあくどい。ソフトバンクのようだ。
つまりこれは端末買った時にユーザーに「もしもの時の為には入っていた方が…」と奨めて、加入したら2年間利用と仮定したら7560円上乗せとなると。んでもし加入していなくて高い修理代になった時に「サポートに入っていれば…」と思わせる戦略ね。
まぁある意味当然の加入形態だとは思うのだが、問題は端末を長く利用していて途中から入りたい場合、ここを許さないのはどうかと思う。途中から入りたい人はいるだろうからね。
そういう意味で新サポートのソフトバンクライク仕様にガッカリです。

最期にユーザー負担へのコイン適用はずし、これはちょっと違う意味でまずくない？　と思う。
だってさ、コインは他に何に使えというのかいな？
まぁ機種変時に使うとか、ウィルコムストアで電池買うとか出来なくは無いけどさ、ぶっちゃけコインが余る人が増えると思うんだけどね、どうすんだべ。
先立つモノが欲しいってのは分かるけどさ、ちょっちこう…ぷちガッカリ。

さて、今回の改悪と言いたい改定＆新サポートですが、おらには新経営陣の意向が強いように思います。
今までの老舗経営陣はね、たしかにサプライズとか新サービスとかには弱かった。
それでもユーザーライクな部分が強く、ユーザーに優しいサービスを提供してきたというか改悪をしなかったわけですよ。
でもビジネスライクに言っちゃえば、ウィルコムはもっとソフトバンクぐらいズルくなっても良いと考えることも出来るわけです。ソフトバンクなんか詐欺まがいのことをしてもセーフですからね。

つまり新経営陣の登場により、ウィルコムは今まで程ユーザーに優しいキャリアではいられない可能性も出てくるわけでして、今回の新サポートがその尖兵ではないかと、おらには思えてならないんです。

ウィルコム、あんまりこずるくならんでけれ(；ω；