2009年2月のケータイ契約者数が発表されました。
今回は全キャリア純増！
トップは今回もソフトバンクモバイルで22ヶ月連続純増トップ。
そんなある意味平和な契約者数となりましたとさ。

まずは22ヶ月純増トップのソフトバンクモバイルから。
今回は大きく引き離してとはいかぬまでも、2位に3万近くの差をつけての完勝ですな。
ただ今回も、かなり内訳が激しいようです。

今回も東京が純増の87％を占めるんですよね。
それ以外の地域では関西がドコモと同じぐらいなだけで、それ以外の地域ではドコモに完敗。北陸と東海に至っては純減となっており、相変わらずの中央偏重が続いております。
まぁぶっちゃけ地方では未だにエリアに問題がオオアリなんでね、当たり前と言ったら当たり前ですが、いちおうは国内第3位の契約者数と誇るケータイキャリアなわけですから、さすがに地方のエリア展開などにも本腰を入れるべきじゃないかと。
なんかイー・モバイル網でのMVNOなどをやるそうですが、自らのエリア展開や穴埋め等が出来ないのであればケータイキャリアである資格すら無いでしょう。
企業はしたたかですから今はソフトバンクを使っていても、潰れたら契約云々を持ち出しソフトバンクをあっさり見捨てるのは目に見えています。
その時に個人ユーザーを犠牲にするようなことだけはしないで欲しいですし、またケータイキャリアとしての本業をおろそかにするのはいいかげんやめて欲しいものです。

さて話を戻して、
それ以外のことで言うと、こっそりとMNPの転入1位をauに明け渡しているんですよね。
またYahoo!ケータイの純増も58500と、単純計算で新規の半分はメールやネットを利用しない状態なわけです(実際には契約して翌月に解除が多いだろうけどね)。
その辺りを考えると、やはりメインケータイとしては選ばれていないだろうことがうかがえます。

一説によるとあの手この手で本来解約としてカウントするはずの数字を誤魔化しているとかも言われていますが、ソフトバンクにはいろんな意味で誠実さが足らぬのではないかと、あらためて感じております。

続いてはドコモ、純増2位に返り咲きました。
前述のように、関東関西ではソフトバンクを圧倒する好調ぶりを見せております。
iモード契約純増数も純増数の6割ほどありなかなか悪くない。
がしかし、MNPでは転出となり、また2in1も減るなど、微妙にメインケータイとしての利用が苦戦しているようにも思われます。
とはいえ以前の低調ぶりから脱した事はまず間違いなく、今後の好調維持に期待がもてそうです。ありきたりな言葉だけで申しわけない。

純増3位はイー・モバイル、3位ではありますが好調は堅持ですかな。
MNPが微増しておりますが、依然としてEMnetの純増はわずかに2500しかなく、全体の9割以上はデータ向けプランであると思われます。
まぁ今はまだいいとしても、UQのモバイルWiMAXにウィルコムの次世代PHSは今年中に本サービスが始まりますし、その後にはLTEも控えておるなど、イー・モバイルもいつまでもデータ通信のみではやっていけないはずです。
ある意味イー・モバイルも、今年が正念場になりそうですな。

ただその事実は同時に、現在のウィルコムの最大の問題点を表していると思う。
それは現在のウィルコムに実質0円端末が少ないということ。
何だかんだ言っても、実質0円端末かあるかどうかは大きいです。
でも現状のラインナップでは、キャンペーン抜きで店舗在庫抜きで確実に入手できるのはアドエスと320Tぐらいしかないのよね。
これではあまりに選択肢が少なすぎる。
まぁその穴埋めの為にも幾つかの端末で新規0円のキャンペーンをしているのでしょうし、またその意味も込みで980円だったのでしょうが、やはりその為の選択肢というものは常時用意しておいて欲しいもの、いつお客さんが見に来てもいいようにね。
次世代やらオサイフやらも良いですが、今までのウィルコムの良さも忘れないでいて欲しいものです。

今回はそれほどツッコミどころもない内容でした。
さて、次はどうなるべかね(=ω=。