11月のケータイ純増数、全キャリア純増、イー・モバイル契約者数100万超(軽く追記アリ)

事業者純増数累計
NTTドコモ+6万51005403万4700
au+1万58003051万4200
ソフトバンク+11万30001986万4600
ウィルコム+4700456万8500
イー・モバイル+9万7300101万1500
総計+29万59001億0999万3500
11月の携帯・PHS事業者別契約数(電気通信事業者協会)
11月の携帯・PHS契約数、イー・モバイルが好調(ケータイWatch12/5)
KDDIとドコモのMNP状況逆転、ドコモは過去最少の転出数に──11月契約数(ITmedia+Dモバイル12/5)

11月のケータイ契約者数が発表されました。
正月戦線に向けての端末の投入が始まったこの次期、その投入日時の差やラインナップ数の違いで今回は荒れるかと思いきや、意外にも全キャリア純増となっておりましたです。

今回の純増トップもソフトバンクモバイル、これで19ヶ月連続純増トップでも以前のような一人勝ちではないっぽいです。
そして先月に引き続きイー・モバイルが純増2位。ドコモが3位でau4位、ウィルコムもわずかながら純増、ぶっちゃけウィルコムが意外だったです。
さて、どういう内訳かを今回もニヤニヤしながら妄想していきましょうか(@▽@イヒ

まずは19ヶ月も純増トップを維持しているソフトバンク、強いですね。
ただ今回、わずかにほころびのようなモノが見てとれます。
今月は東京が89600の純増、これはソフトバンクの純増の約80%を占める数字であり、今回は今まで以上に明らかに東京の純増に依存している姿勢が見てとれます。ちょっと多すぎだと思います。
これは実は不振だけれども微増している時のウィルコムに似てきています。東京以外はプラマイ0ぐらいで、東京次第で純増にも純減にも転じるみたいな感じ。
まだソフトバンクはそこまでにはなっていないのですが、それでも大都市を含む地域以外では他キャリアに純増が負けている地域もあり、東北に至ってはウィルコムと大差ない状態になっているわけでして、かなりの大都市傾倒と地方での苦戦が見てとれます。

また純増とは関係ないのですが、相次ぐ改悪とそれの短期撤回(しかもサービス改定前の撤回)に違和感を覚えるんですよね。一部で噂される資金繰りの悪化等ではないですが、実は内情ではけっこうキツキツではないかとおらは考えております。

元々ソフトバンクのホワイトプランの準音声定額は、ウィルコム定額プランのような技術的に保証されたプランでは無く、ただいちおう出来るからやりました的なプランです。だからこその1~21時までの音声定額なんです。まぁ時間こそ24時間の内の20時間ですが、実際の利用状況を考えれば1日の音声トラフィックの半分程度でしかありませんからね。
そう考えると料金的にはウィルコム定額プランの割引適用価格2200円からY!ケータイ315円を引いて音声トラフィックはその半分ぐらいの980円という価格設定は妙案と言えるのですが、技術的な答えがないままただやらかしたプランであることを一般ユーザーに隠しながら行なっている様は、正直危うく見えるんですよね。

まぁ何にしても、もし仮にソフトバンクが破綻するのであればそれは前日までは強気でいきなり発表となる可能性が高いわけでして、もしそうなってマトモな経営者に経営権が渡った時にはホワイトプランがタイプSSバリュー程度にまで改定されることはありえると思います。

だいぶ話がそれましたが、そういう不安を呼び起こさせるような愚行を繰り返すソフトバンクモバイルは、既にケータイキャリアとしては破綻しかけているようにも見えます。
まぁそれでも法人は潰れるまでは使い倒すでしょうし、端末自体は法人向けの特別なので既にペイされているケースも多々あったりして、個人ユーザーにツケが回ってくるのではないかと、そればかりが心配ですな。

さてイー・モバイル、今月も純増2位となりました。
しかも契約者数が100万突破です! すごいよね。
でも冷静に考えると、基本2年契約でサービス開始から2年経たないのだから純減になることはまずないんだし(もしそうならもう潰れてます)、どうみても純増数も契約者数も約95%がデータ通信契約だろうし、ある意味データ通信契約では純増1位だが、音声契約ではウィルコムと並んでドンジリ争いしているというのが実情なのよね。まぁエリア的にまだ全国区じゃないので仕方のないところではありますが。

まぁ何にしてもこのペースでいけば1年半後ぐらいには250万契約で新たな帯域ももらえることになるでしょうが、1年半後と言えば2010年の春、その頃には次世代PHSもモバイルWiMAXもサービスが始まっている頃でそのままのペースでいくかは疑問ですし、また100万契約に至る前に「トラフィックがもう辛い」と弱音だか狙いだかわからない言動をするようなイー・モバイルでは、250万契約までまともにサービスを維持できてるのかが大きな疑問と言えます。
帯域騙し取る為のウソで実際はまだまだ余裕があると思いたいですな。

あぁそうそう、あとは早くエリア広げてけれ。
主張都市がエリアみたいなことをHPとかでは書いてあるが、青森県で主要都市といったら八戸市もエリアにしないと言っちゃダメよね。
それまではおら認めません、でもエリアじゃないのにイー・モバイルコーナーがある某家電量販店のコーナー充実だけはして下さい。おらモック触りたい(=ω=←ワガママ

次はドコモ、今月は純増数3位ですが、なんか関東甲信越の純増が3分の2を占めるんですよね。
しかもiモードの純増は20800と約32%しかないわけでして…何が起こっているのかが気になるところですが…おまけにMNPは-1100と転出がかなり減っているんですよね。
とするとだ、もしかしたらメインケータイとしての流出が抑えられてきており、同時に家族定額目的か何かは知らないが2台目需要も掘り起こしているかも知れなく、また音声のみでの利用の増加、つまりはメールなどを利用しない待ち受けメインユーザーが増えている可能性もあるわけでして、ぶっちゃけ何が起こっているかは分からないが、ネガティブ要素も見えないわけなんですよね。
もうちょっと様子を見ないと何とも言えない部分が多々ありますな。

まぁでも今年の冬のドコモは強いと思います。
端末ラインナップが鬼かと思うほど他キャリアを引き離していますし、ホットモックも家電量販店にかなり透過しているので客ウケもよいでしょうね。この前見て気づいたが、ドコモのホットモックって刻印ちっくに店頭用みたいなことが削りだされているんですよね。わざわざ作って金持ちだなぁと思った。
真っ向勝負に打って出たらドコモの資金力にはどのキャリアも勝てませんが、それがユーザーにどの程度受け入れられるかが次回の純増数でのポイントの1つだと思います。

auは今回4位、でも純増の伸び悩み以上の大問題が今回発生しています。
なんとMNPが-13200、大きな転出となっているんですよね。
先月は1000かそこらの転出で、それ以前はむしろ転入が多かったぐらいだったのにこの流れ、これはメインケータイとしてのauからユーザーが離れている事を意味します。これはau的には大問題です。
auと言えば地味に既存ユーザー向けにちょこちょこサービス拡充をしているわけですが、それがユーザーに届いていない可能性もMNPから見てとれます。これは非情に由々しき事態。
おまけに地方での苦戦も見てとれますし、経営的には好調であるはずのauもかなりてこ入れをしないとまずいのではないか? とまで思ってしまいます。
かつての勢いを取り戻すには端末ラインナップ的には難しいものがありますし、どのようなキャンペーンを打ってくるのかにも注目ですかな。

ウィルコムストア
さてウィルコム、意外でした。純増しました。
申しわけない、11月も純減かますと思ってました(@▽@イヒ
地域別で見ていくと、九州が1000も純減しているんですよね。ちょっとこれは大きい、法人でソフトバンクかイー・モバイルにでも流れたかな。
他の地域では関西の100の純減もありますが、ほぼトントン。中国の500増と東北の400増は善戦と言える。
あとはなんと言っても東京の4200増が効いた、というか近頃ホントに東京次第なのでね、まぁよかったです。

ただこれは新端末の投入が影響しているかというと微妙に思う。
おらの推測では、ウィルコムはデータ通信の苦戦は本当だと思う。現状イー・モバイルにがっぱりやられてるでしょう。
ただ音声については実は巻き返している、というかようやく24時間無料、そう21~25時までも無料で、しかも1通話2時間45分の制限も少し気をつけるだけのことだとようやく認識されたのであろうとおらは感じている、ネットでの評判や周りの声を聞く限りではね。
だからそういうプランを理解したユーザーが増えていること、それを後押しするように急遽行なったキャンペーン、そのせいかなのかなぁと思ったり何だりラジバ(自粛)。

まぁ見た目が魅力的な新しい端末の投入も大事ではありますが、現行キャリアでウィルコムだけが無理なく提供できるモノが幾つもあるわけでして、それをちゃんと説明し理解してもらう努力、それがウィルコムにはとても大事なのだと思います。

今回は純増数は意外だったんですが、その内訳はまた妙に意外というか予想外のものがありました。
なんかあれですね、地域ごとにけっこう差というか違いが出ている感じもしますが、キャリアが全てを発表しているわけでもありませんし実際に何が起きているのかはなかなか見えてこないですよね。
まぁ何だかんだでもう師走ですし、とりあえずはもう今月は何事も無いと思い込みましょう。
年が明けての12月の純増を楽しみにしながら、今回はこの辺で。

…あぁウィルコム純増ってことは03の実質0円販売の新規・機種変までの適用拡大が来る可能性が減ったと言うことだろうか…ウィルコムの中の人うっかりやっちゃってくれよん…orz

◆2008/12/6朝4時30分ごろ追記◆
ぬあああああああああああああああああああ∑(TロT!!
ウィルコムストアで03が新規0円じゃあああああああ(TロTロT !!!!
気付かなかったよ…orz

1件のコメント

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    今回のドコモの純増は、音声だけでなく、イーモバのようなPC30000円引きキャンペーンが始まったことも要因かと思われます。

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