外来魚買取制は効果大らしい
■外来魚買い取り4000匹駆除 宿毛市の松田川漁協■(高知新聞12/29)
宿毛市の松田川漁協がブラックバスとブルーギルの買取を始めたら、8月末からの4ヶ月で約4000匹も集まったんだそうな。
なんでも今までは普通の駆除作業をしていたんだすが、金がかかるわりには効果が低かったんだと。
んでブラックバスとブルーギルを1匹200円で買い取ることにしたら、ろくに告知もしていないのに口コミで多くの人がそれに参加し、ブラックバスが1613匹、ブルーギルは2347匹ももちこまれたんだそうな。
あれよね、明らかに効果大ね。
まぁもちろん費用はかなりかかっただろうが、時間や労力を考えたら費用対効果は素晴らしいと言えるでしょう。
是非八戸市や青森県内でも試験導入して欲しいです、1匹100円でもかなり集まると思います。
そして買い取ったバスなどはさばいてフィレにして冷凍しておいて、三社大祭で焼いて売っちゃおうヨ(=▽=♪
というおらの戯言をどこかの御上の偉い人が鵜呑みにしてくれないかと期待しておきましょう。
それはそうとあれね、どうも微妙に思いが届いてないのかなと思うバスフィッシャーの意見も載ってあるのが気になった。
まぁ「趣味をお金にするつもりはない」というのもたしかに一理はある。
ただあれなのよ、買取は金儲けを兼ねた趣味を助長するのではなく、趣味と環境保全を兼ねた時の方策の1つなわけなのよね。
ハッキリ言ってしまえば、ブラックバスやブルーギルは日本の環境に本当の意味では適応していない生物なわけでして、間引いてやらないとまずは在来種の減少に拍車が掛かり、さらには外来魚の生息すら不可能になる可能性も存在するわけなのよね。
だから自然を守る気持ちがあるならば、ある程度バスを間引くことも意識しても良いのではないかなと思うし、そのお金をもらう気がないのであればバスだけを引き取ってもらうという方法もできなくはないと思うわけです。
そういう意味を含んで参加して欲しいな、と思うんだけどね、そこんとこどんなもんでしょ。
あと「アユ減少の理由は外来魚だけではなく環境の悪化も影響している」とかいうのは事実。
ダムとかの環境の問題は繁殖に影響をあたえる問題であって、それはもちろん何とかしなくてはならないこと。
ただ外来魚でもブルーギルは主に食卵、ブラックバスは在来魚の全体的な捕食という部分が問題であるわけでして、ダムとかとは別に対策しなくてはならないわけです。
だいいちあれだ、元々計画的に放流した池や湖ならともかく、一部の人の安易な密放流の果てに今の日本のブラックバス問題があるわけですからね。
そのことを考えないでの安易なキャッチアンドリリースは、どんなな理由や思想があるにせよ単なる環境破壊でしかないとおらは思っています。
日本の河川でビクトリア湖の悲劇のようなことが起こらぬことを祈ります。
▼参考リンク▼
ビクトリア湖の悲劇、ナイルパーチ(http://www.asahi-net.or.jp/~jf3t-sgwr/index.htm)