会場風力発電構想、水素生成がいい感じ。

海上風力発電構想スタート 九大など8大学の技術結集(Web東奥11/27)

九州大の研究者を中心に、海上風力発電構想が持ちあがっているそうな。
なんでも海上に浮かべたコンクリートの浮遊基礎構造物(1辺300mの六角形)の上に直径100mの巨大風車を乗せて発電し、その電力で海水を電気分解し水素を生成、その水素をエネルギー源とするんだそうな。

おらこれに大賛成です。
何が大賛成って、自然エネルギーで発電しそれを水素の形で取り出す辺りに大賛成です。

これからの時代、自然エネルギーはもっと積極的に利用すべきに思います。
かなり私見と言いますか異端の言い分になるのかも知れませんが…

石油や石炭といった化石燃料は、エネルギー源ではなく貴重な原材料として利用することが望ましいです。
過去の遺産である化石燃料は燃料であるだけでなく、石油は多くの化学製品の原料としても使われ、また石炭は鉄などの製造などにも利用されるとても大切な資源です。
それをただの燃料として燃やすのはもったいない、もし他で代用できるのであればそれこそ積極的に新エネルギー導入をするべきに思います。

また原子力発電等に利用されるウランなどの放射性物質は、ある意味地中に封じられた危険な物質でもあるわけで、それをわざわざ掘り返して使うのはあまり勧められない。使えば使うだけ放射性廃棄物も増えるわけですし、もし違う電力供給が可能であれば是非にでも乗り換えていただきたいです。
もちろん放射線の有効利用(素材開発や医療目的利用等)という意味では重要なのだろうし、現状の日本の電力供給を考えればすぐに無くすことはできないだろうが、だからといって諦めて何もしないという意見は愚者の戯言に等しい。

そういう意味も加味して、これからはこういう新しいエネルギー供給の形を模索する必要があるはずだと思うわけです。

もちろんその為にクリアしていく課題は幾つもあるでしょう。
しかしながら近頃では非常に高性能な炭素繊維も開発されており、また1万年の耐久性を持つと言われるコンクリートの開発や、広範囲の応用が期待されている液体ガラスといった新しい方法も実用化されてきています。
それらを活用するならば、海洋上で人類史的にみれば恒久に近い年数を耐え抜くようなエネルギー生産プラント、というモノも実現不可能ではないと思う。

人の可能性はその想像力にあり、人が想像し得るものはかなえられる技術でもある、と私は信じています。
そんな感じで、自然エネルギーの有効利用のために水素の形での備蓄とその為の研究が進むことを切に願います。

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