楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten最強プラン」、これまでと何が違う？（ケータイWatch5/19）

リンク先記事で、6/1から提供開始となる楽天モバイルの新プラン「Rakuten最強プラン（既存ユーザーは自動で適用）」について、何が違うのかを解説してはる。
ということでおら主観で意訳してみると、

Rakuten最強プランは料金とか同じだもん。
でもパートナーエリア（ローミング）が使い放題になって便利になるもん！国内ローミングも使い放題だから国内はデータチャージとかはいらないもん、気にせず使えもん。
海外はこれまでと同じだもん。
エリアは東名阪の繁華街などでは増えるけど、他（田舎）は特に変わらないもん。
たくさん使ったら通信制限することはあるかもしれないもん、そんなのどのサービスでも同じだもん。気にしないで使うもん。
SPUポイントアップや「Rakuten Link」で通話やSMS使い放題も変わらんもん。楽天経済圏で使いまくるもん。

ってことです。

ヤフーニュースなんかでもケータイWtachやIT media mobileの記事が取り上げられまくってて、んで好き勝手なコメントしている人がいて思ったんだけどさ、

郊外でのローミングが全部無くなったと思いこんでいる人、多過ぎないか！？

実際問題さ、八戸市を含む青森県などでは楽天モバイル網のエリアではローミング停止しているところ“も”あるけれど、それ以外ではauローミングのままなのさ。

ちょうど記事でも書いているけれど、実はKDDIは楽天ローミングのエリアを公表しているのね。

↑まずはこれさ、八戸市周辺のローミングエリア、オレンジのところがそうなんだけど、
けっこうだいぶauローミングエリアよ。
ヤフーニュースのコメントや他などで「楽天は田舎に行くと繋がらない」って言ってる人いるけれど、あれはほぼ嘘だよね。だってそれってauローミングエリアですらない、ってことよ。ぶっちゃけ青森県なんかは、山間部でちょっと入るとどこかのキャリアの電波が来ないとか、どのキャリアもエリアじゃねーとかフツーにあるからね。
もし本当に郊外で楽天繋がらないって人は、auに文句言ってくれ、って話になる。
んで、

↑八戸市内でもauローミングってまだまだけっこうあるのよ。
中心街の近くだと番町、柏崎、江陽、根城や長者なんかもローミングエリア。
郊外だと種差とか南郷の方だとか三菱製紙周辺なんかもローミングエリア。あと八食センターから北インター工業団地の辺りもローミングエリアなのね。
つまり「ローミング終了エリア」って言葉を考えなしに「そのエリア全域でローミングしていないんだ」って思いこんでいる人がいるみたいだけれども、実際にはローミング終了エリア内、かつ、楽天網であまり穴がない状態のところだけローミング終了であって、市街地であってもまだまだローミングエリアって存在しているわけだ。

って言うと今度は「じゃあ楽天は自社でのエリア展開サボってるんじゃねーかよ」って思う人がいるかもしれないけれど、それもまた違うのさ。

↑実際の楽天自社網のエリアを見ると、八戸市内は南郷区や鮫町、金浜などを除いて、市内の多くの地域で自社網でエリア化出来ているのね。

これが何を意味しているかというと、まさにプラチナバンド不在で穴埋めできない状態を示しているわけなのさね。

例えばauローミングの入っている中心街に比較的近い番町、柏崎、江陽、根城、長者の辺り、おそらく基地局設置場所と建物、地形の関係で、プラチナバンドなら電波の回り込みや透過で全部エリア化出来ているはずなのに、現状1.7GHz帯しか持たない楽天モバイルでは回り込みとかがあまり良く出来なくってエリアに穴が空いている状態、それをカバーするためにまだローミング入っている、ってことなんだろうよ。
三菱製紙周辺や八食センター、北インター工業団地なんかだと、もしかしたら上手いこと地主との交渉が進んでいなくて自社網のアンテナ展開が足らないのかもしれないね。まぁそこはここ数年でエリア作っている楽天と、なんだかんだで20年とかやってるKDDIとの差だわな。

このようなエリア事情を鑑みると、6/1からのローミング使い放題は、八戸においてはサービスが良くなることはあっても悪くなることはないはず。ローミングでデータ上限がなくなり1Mbps状態も無くなれば、瞬間的に電波つかめれば速度でゴリ押しでサービス（通信という意味だけでなく、例えばバーコード決済などのオンラインありきのサービスも）使える可能性が増すわけだからね。

ただし、利用できるローミングは800MHz帯だけなので、それ以外の周波数帯も利用出来るauやUQモバイル、ワイモバイルに比べると速度は出ないだろうし逼迫の可能性はあるだろうね、って感じです。

それでも前より良くはなる、損はしない、そういう話です。