2023年の八戸市民農園を振り返る

八戸市民農園2023

2023年の八戸市民農園での活動などを振り返ります。

■活動日数・活動時間
2023年の八戸市民農園は4/17開園、11/19閉園の217日間利用可能でした。
渡しの場合、2023年のトータル活動日数は55日、トータル活動時間は79時間45分(移動時間含まず)。約4日に1日通い(約25.3%)、1日平均で1時間27分作業した計算となります。
ただし、月による増減はかなり激しいです。

4月…作業日数9日(月の64.3%) 作業時間23時間50分(1日平均約2時間39分)
5月…作業日数日12日(月の約38.7%) 作業時間18時間25分(1日平均1時間32分)
6月…作業日数9日(月の30%) 作業時間8時間55分(1日平均約59分)
7月…作業日数9日(月の約29%) 作業時間8時間15分(1日平均55分)
8月…作業日数7日(月の約22.6%) 作業時間4時間10分(1日平均約36分)
9月…作業日数1日(月の約3.3%) 作業時間0時間20分(1日平均20分)
10月…作業日数2日(月の約6.5%) 作業時間4時間20分(1日平均2時間10分)
11月…作業日数6日(月の31.6%) 作業時間11時間30分(1日平均1時間55分)

月平均稼働率

月の平均稼働率(作業日数÷利用可能日)は4月は9日で月の64.3%とかなりの割合で作業に行っています、これは4/17開園のため利用可能日が14日間しかなく、私の育て方ではスタートが要のためにこのような稼働率となっています。
以降、5月は12日(約38.7%)、6月が9日(30%)、と徐々に下がっていきます。これはスタート時に一気にうねとマルチを形成し、その後に種や苗を植えつつ支柱を立てる、といった作業が徐々に減ってきたことに起因します。
7月に入ると9日(約29%)、8月が7日(約22.6%)となっていますが。この辺りには収穫にシフトしてきていて、植え付けなどはほとんどなくなってきています。
この間は無職であったため、時間の都合がついたことから稼働日数が私にしては多かったと思います。
9月がわずか1日(約3.3%)の稼働となっているのは新しい仕事になれずに熱中症になるなどして体調不良が続いたためです。その影響でダイコンの種まきやハクサイ、キャベツの苗植えが失敗に終わっています。
10月も体調不良が続き2日(約6.5%)のみ稼働、11月は後片付けで6日(31.6%)、今年の稼働率は新たな仕事の影響で後半大きく下がっており、残業続きの仕事の影響が市民農園利用にも大きく影響していることが伺えます。

1日の作業時間

次に1日の平均作業時間を月別に見ていくと、4月は1日平均約2時間39分の作業時間で作業日数も多いことからトータル23時間50分作業していました。これは例年通りで、ゴールデンウィークまでにうねとマルチを作り終えられるかどうかが私の栽培の要となるため、どうしてもこのような消え効果出てきます。
5月が1日平均1時間32分と少し下がりますが、これはうねマルチが終わったことで作業時間が減っているためです。
その後も6月平均約59分、7月平均55分、8月平均約36分と順調に作業時間が減っていきます。夏場の暑い時期に畑にいることは負担が大きいので、これは理想的と言えます。
しかし9月の20分は体調不良により短時間しか滞在できなかったためであり、10月の平均2時間10分、11月の平均1時間55分についても体調不良の影響で後始末しか出来なかった結果であり、言い換えるならば収穫量が減った上での状況である、ということに留意が必要です。

■今年の実験結果
今年もいくつかの実験を行っています。

コンパニオンプランツの新たな実験では、「ニンジンx長ネギ」と「サツマイモxシソ」を行いました。

「ニンジンx長ネギ」については良い結果も悪い結果も出ませんでした。
強いて言えばニンジンが繁茂することで長ネギを覆い気味になり、長ネギの生長を阻害し枯れた長ネギが発生しました。
逆にニンジンは何も影響していないように見え、長ネギと組み合わせるメリットは感じませんでした。
来期以降に行うのであればニンジンから離して行う必要性がありますが、その場合には効果自体が見込めないのではないかと思われます。

「サツマイモxシソ」は失敗と思われます。
良い影響は見えず、逆にシソの根が生長しすぎてイモが抑え込まれる結果になったようにも見えます。
こちらは来期以降はやらないです。

カボチャキャッスルを4機作ったのは成功と思います。
4機体制になったことでより多くの立体栽培が可能となりました。
ただしこれは北側に隣接区画がない場合のみ可能であるため、来期可能であるかどうかは抽選次第です。

各種葉物栽培について、やはり私には合いません。
時間的に適期収穫が難しいことから、来期は市民農園では葉物は行わないこととします。
また同じ理由で、足が早い生り物も回避します。

ツリー栽培で今期は三角錐上に加えて、中央を絞った砂時計のような形状も試してみました。
結果はそんなに良いものではないです。
これまで通りの三角錐ツリー栽培と、場合によってはカボチャキャッスルでの混作を行うこととします。

品種ごとで言えば、宇宙芋(そらいも)は今期大成功でした。何度か作っているけれど、今年始めて十分な収穫と言えるぐらいになった。
冬越し成功したら来期は増やしたいです。

ビーツは個人的にはそんなに美味しくは感じなかった。もっと小さいうちに収穫すると違うのかしらね?でもうちの育て方だと最後まで放任したいからどんなもんだか…

ルートパセリは葉っぱがやたら美味かった。セリ科の美味しい葉っぱ。根っ子は…なかなかの強い個性があって、肉と混ぜるナニカだといいと思うけど、そのままだと癖が強いニンジン好きなおいらでもキツかった。

あとナガイモ、久しぶりにやったけど、ポリカ波板との相性はヤマイモよりも上だね。肥大もヤマイモより良いし、まぁ肥料あげないからそんな大きくならんけど、ヤマイモもいいなと思った。

ニンジンはハーモニーシリーズがやはり育てやすい。体調不良で間引きが足らなかったけど、それでも長さが長くて太さも良い個体がいくつも採れた。癖(特に匂い)が強いので好き嫌い分かれるけれど、私は好きなので来期もハーモニーシリーズを主力にしたい。
あと向陽二号はやめようかと思ってる。どうしても大きくなると割れまくって、私の栽培方法には向いていない。
その代わり、大きくなってもほとんど割れないニンジンを見つけた。たぶんフルーツレッドだと思う。今後はこれをフツーのニンジンの主力に据えようと思う。

メロンはひとまずやめようと思う。私の市民農園での栽培法にはやはり向かない。
代わりにスイカとロロンをもっと増やそうと思う。こちらは放任でもちゃんと味が乗ってよろしい。スイカはやはりピノガールが一番だね。あれはいい子だ。

■来期に向けて
来期は市民農園をちゃんとできるか、だいぶ不安がある。
というのも、仕事が忙しすぎる。日勤と夜勤の抗体だけど、どっちもほぼ毎日残業で8時~8時の12時間会社詰めになる。通勤時間を含めると仕事がある日のプライベートの時間は10時間しかない状態だ。これでは市民農園どころではない。
残業が減るかあるいは転職するかでもしないと、来期の八戸市民農園の利用が困難になる可能性が出てくる。2月までには結論しないとなるまい。

栽培品種については長年いろいろ試してきて、だいぶ絞り込みができた。
栽培方法についてもかなり取捨選択が進んで、道筋は見えてきたと思う。
本当は2024年でネットを含め、ほとんどの活動を停止するつもりでいた。だが2023年に出会った新たな仲間の影響もあり、またこれまで関わってきた仲間への思いも捨てきれず、それらを何らかの形で結実すべく動こうかと思っている。

私の栽培法は水槽維持方法と同じで、マイノリティではある。
だが正解は1つではないと思っている。
この別の回答を示すことを、来年の目標としていこうと思っている。

■見た目の変化
最後に見た目の変化をザッと。ただの土にうねマルチを作り、いろいろ生えてきて、繁茂し暴走し、そして枯れていき撤去するまで。

4月17日開園時
着手前

5月1日
4月終了時点

6月3日
終了

7月3日
終了

8月6日
終了

9月8日
終了

10月24日
9/8

11月6日
10/25

11月19日閉園時
11/19終了

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