十鉄鉄道廃止→バス転換に関するアンケート…その意味は…

十鉄が沿線高校にアンケート/バス転換で(デーリー東北10/31)

十鉄や関係自治体や沿線の学校長らで組織する「十和田観光鉄道活性化協議会」が、十和田・三沢両市の5高校などの生徒を対象としたアンケート調査をしているらしい。
んで今週末をめどに回答を集めて12月までに作成するバスの運行計画に生かす方針だとかなんとか。

この記事、明日のデーリー東北の朝刊に載るやつかも知れません。ということで詳細がまだ分かりません。
ただあれだね、まぁ学校長らはともかくとして、十鉄や3市町はもっと早くアンケートが出来たはずではないのかな?

たしか十和田市での説明会において、参加者から「学生へもアンケートすべき」みたいな話があったと思ったが、あの時は決定の前にアンケートをすべきという話だったはず。
でもそれって普通は当たり前に気付くはずのことだと思うのよね。だって民間企業がやっている鉄道とはいえ、公共交通の意味合いが強く、しかも利用者の8割が学生なのに学校に出向いて学生向けの説明会もしない、学校や学生に対してアンケートもしないってのはさ、おらには利用者を蔑ろにしているように見える。
んで今回のアンケートは、『もう鉄道はなしよ』っていう決定の後にバスをどうするかのアンケートに見えるわけさ。車を持っていない人が参加しにくい説明会を3市町で各1回ずつやったんですが何か問題でも? ってのと同じで、アンケートしましたけど何か? って見えるのよ。

 
もちろんやらないよりはやった方がよっぽどいいよ。だってさ、どうしても事業者や自治体目線では気付かない利用者の実体験あるいは普段の行動から予想される声ってのはありますから。
その辺りを汲み上げるためには、こういうアンケートはする意義はあると考えます。

ただそれでもやはり、当初のアンケートが必要という声の意味とは、かなり違ってしまったとしか言えません。

もはや十鉄の鉄道廃止は覆らないのですからそこは仕方ない。
ただ十鉄と3市町は、もっと学生の声を汲み上げる努力をしていただきたい。

このアンケートがバス運行に活かされるといいですな。

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