ブルーギルの卵などをヒメタニシやカワニナが食べる。
ブルーギルに天敵 巻き貝、卵食べる(asahi.comサイエンス1/10)
他の魚の卵を捕食し生態系に大きな影響を与えると言われているブルーギルですが、その卵や孵化したての稚魚ををカワニナやヒメタニシなどが食べることが明らかになったそうな。
これは非常に興味深い発見です。
カワニナはホタルの幼虫の餌にもなっている小さな巻貝、ヒメタニシは1cm強ほどまで成長する小型のタニシ、いずれも元々日本にいた在来種です。
共に雑食性なのですが、おらの知る限りでは好んで魚卵などを食べるということもなかった気がする。
これが単に生息域が被った末の捕食行為なのか、あるいはブルーギルの卵が巻貝の嗜好にあったのか、その辺りが気になるところです。
ただ個人的には、この発見はブルーギル対策の1つの可能性となるとはいえ、対策の決定打になるとは思えなかったりします。
その理由は、貝もまた環境の変化に敏感な部類の生き物だからです。
貝の中には非常に環境の悪化に強い種類もいます。
しかしながら現状を見る限り、ヒメタニシやカワニナは環境の変化に非常に強い種類ではないと思います(中国原産オバケタニシはタフらしいが)。
つまり巻貝投入なりでブルーギルの卵の駆除が可能であっても、その場の環境が良くなければ巻貝の生存できない場合もあるでしょう。
何だかんだ言っても環境保全は必要なのは変わりません。
またそれを言い換えるなら、環境悪化がブルーギルなど良くない環境でも比較的生息できる魚種が増える環境になってしまっている、ということでもあります。
ということで、多方向からの対策が必要に思います。
だからとりあえず飼ってる魚を密放流するのはやめましょう。
ブルーギルやブラックバスの密放流もやめましょう。
見つかれば捕まっておまわりさんのお世話になっちゃいます。
気をつけませう。
それにしても…カワニナとヒメタニシは本当に意外だった…(=ω=A;
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カワニナ以外すぎます^^
魚卵を食べるのも知りませんでしたが、何より生まれたての稚魚を食べるとは!(サケの稚魚みたいにヨークサックが付いた状態で沈んでいるところを襲っちゃうんですかね)
ニュースを読む限り、既に巻き貝の数が増加している時期があるといってますし、それでブルーギルが減ったとは書いていませんから劇的な効果はないかもしれませんが、興味深いですね。
研究したら魚卵食性の強い巻き貝が見つかるかも、とはいえ、それを放つのも色々と問題がありそうですが(汗)
結局のところは密放流を増やさないようにすることが一番良い方法だと思うのですが、密放流禁止や人の防除以外のこういう話題・研究が今後も出てくると面白いですね。(面白いというのは不適切かな・・・)
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おらも正直意外だったし面白いと思った。
まぁね、在来生物ってのは限られた地域で生きてきたからこそ強い外来生物に駆逐されやすい部分もあるのですが、逆に外来生物の原産地にいないタイプの在来種などは天敵にもなり得るのはわかる話なのですが…
おらが思ったのはあれです、
カワニナもけっこう水がキレイめな所におる貝だった気がする。
ホタルが減った理由の1つはエサとなるカワニナが棲めなくなったこともあるというからのう。
とするならば、ブルーギルなどが帰化しやすい環境を人が作ってしまった、ということでもあるのかも知れないな、とね。
まぁそんなことを思ったりしつつとりあえず寝ます。