アプリで参加するアカミミガメの大規模調査
外来生物 アカミミガメの生息実態 AIで市民参加型の大規模調査(NHK WEb NEWS 7/13)
アカミミガメの生息実態を把握するための調査があるらしい。
NGOの「日本自然保護協会」が10年おきに行っている調査だそうで、環境省の事業を請け負って7月1日からはじまっているとのこと。
調査は一般人がアプリを使用して行うそうで、アプリで撮影するとカメの種類を識別するAIがカメの種類候補を提示して選ぶ、みたいな感じなのかな?まぁなんかとにかくアプリでカメに詳しくない人でも調査に参加できるらしい。
情報提供受付は9月末まで、分析結果は11月ごろ公表予定っぽ。
これまでの調査では、
第1回の2003年が5966匹の野生カメ情報のうち、アカミミガメ62.1%、クサガメ21%、ニホンイシガメは9.8%、
2013年の調査では6468匹の野生カメのうち、アカミミガメ64.1%、クサガメ20.3%、ニホンイシガメ9%、となっているらしい。
割合に大きな変化はないが、昔に比べて郊外や田園地帯へと生息地が広がっているらしい。
おらこの調査、さっき知った。
んでそのアプリもさっき知って入れてみた。
↑試しに動作確認で部屋の水槽のモツゴを撮影、モツゴ44.4%、アブラハヤ43.4%と出た。個人的な感覚的にはgoogleレンズよりも合っていそうな気はする…Googleレンズはなんでなんだかよう分からん別の候補乱立とかもあるから困ることあるけど、今回の結果は2択でいい。まぁたまたまかも知れないがw
なんか元々は調査用のアプリではなく生物観察的なアプリなのかな?、それを調査にも使う感じに思えた。
まぁ人によっていろいろ考えはあるだろうけど、おらは外来生物問題って、駆除だけでも保護だけでも解決するとは思っていなくて、結局は一般の人の認識や知識を向上させない限りは改善しないと思ってる。
駆除するのは大変だけどある意味一番手っ取り早いよね。あちこち水抜ける所は水抜いて、そうでないところは網やワナをバンバン仕掛けて、そうすれば減るんだよ。外来魚は。
でもさ、なんかさ、人のエゴで持ち込まれ、人のエゴで放流され、人のエゴで駆逐されるのって、生き物好きとしてはうれしくないのよね。
じゃあ保護だけでどうにかなるかと言えば、おらは保護だけではどうにもならないと思ってる。
ネコの保護なんかがそうじゃない、結局受け入れ先が見つからずにどん詰まりになるところもある。ネコもそもそもの安易に購入して飼育し、飽きたら捨てたりする、そういう部分を解決しないと何時まで経っても解決しない。
外来生物問題も同じでね、保護する人はすごいと思うし応援もしてるけど、保護だけでは追いつかないのよ。何故なら捨てる人の方が多いから。
この駆除と保護の問題を解決するためには、やはり一般の人の認識や知識を向上させるしかないと考えてる。
「自然に帰してあげる」なんて思って放流しても、多くの場合は放たれた飼育個体はすぐに死んでしまうし、飼育由来の病気などを自然界に撒き散らすし、生き残ったら今度は在来生物と競合して他の生き物の生息を脅かす。
自然だって無限に生き物の数を増やせるわけじゃなく、そこに暮らせる生き物の数には上限があるからね。
この知識がない人が多いから放流が後を絶たず、結果として日本に適応してしまった外来生物が駆除対象となってしまうし、その生き物を助けようとする心優しい人たちの保護活動にも生き物が回されしまう。
そういう自然環境を考えるキッカケの1つとして、今回の調査に協力するのは悪くないと思うんですよね。
あなたも1つ、アプリを入れてみてはいかがですか?
そんなに身構えずにGoogleレンズの生き物バージョンぐらいの気持ちでいいから、生き物との出会いはいつどこであるか分からないわけですので、是非。
▼参考リンク▼
自然しらべ2023(日本自然保護協会)
Biome(バイオーム)-Google Play
Biome(バイオーム)-App Store