オニテナガエビの養殖で脅威のふ化後生存率9割近くですと!?

オニテナガエビ釣り堀に意欲 温泉活用、量産に成功 (デーリー東北新聞社) – Yahoo!ニュース

東北町でオニテナガエビを養殖し、釣り堀をやろうとしている人がいるそうな。
養殖には温泉を活用しているとのことですが、当初はなかなか軌道に乗らず、昨年末に独自の方法でふ化後生存率を9割近く乗せたとのこと。
2月5日には試験的にエビ釣り堀を開催したとのこと。
んで大規模な養殖施設を整備し、ゆくゆくは釣り堀をという考えのようです。

エビ飼育者としては気になる話題ね。

たしかテナガエビの仲間は小型卵でゾエア放出型なので、たぶんこのオニテナガエビもそうだと思うのだが…ってなんかどっかでオニテナガエビみた記憶があるな…たしかハサミが青くなる子だ。最大で体長が30cm程度だが、ハサミが体長と同じぐらいの長さなのよね。おらみた個体はそこまでデカくなった記憶がある…どこで見たんだっけかな…まぁおいらがどこで見たかはどうでもいいや、話を戻してと、

淡水エビの繁殖形態には2種類あってね、ミナミヌマエビ系やビーシュリンプ系、スラウェシ産などの大型卵で稚エビが生まれるタイプ、言い換えるなら完全内陸型のエビと、ヤマトヌマエビ、スジエビなどなど、ゾエアというプランクトン状態で生まれて汽水域(川の水と海水が交わる塩分濃度が淡水よりも高いけど海水よりは低いエリア)で成長し、エビになってから川を上って里帰りするタイプとがあるわけですよ。

んでオニテナガエビはたしか後者、ゾエア放出型で汽水じゃないとふ化後が難しいわけよね。もしかしたら好適環境水とかでも出来るのかもしれないが、好適環境水下での繁殖事例っておら聞いたことないからどうなんだろうね。

あぁまた脱線仕掛けた。

とにかくゾエア放出型のエビ・カニは塩分がないとゾエアが稚エビ・稚カニにまで成長しないため、なかなか繁殖が難しいのよね。極少数であれば成功している人もいるけどね。
それが9割近く成功って辺りは今日的な数字だと言える、これがまずスゴイ。もうこれだけで甲殻方面のアクアリストは訪ねていきたい勢いですよ。

なんかテナガの養殖自体はあったと記憶しているけれど、やはり9割近くはだいぶすごい数字に思う。

いやちょっと本当に可能であれば連絡を取って話をしたい感じなんだけどなぁ…うっかりこのブログでも、いやTwitterでもいいから見かけて連絡くれないかしらね。とか言っておこう。

何にしてもスゴイことです。知り合いに人は山崎さんに「スゴイね!」「おめでとう!!」って代わりに言ったげて。

1件のコメント

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    はじめまして、山﨑と申します。ネットでの記事を見てくれたようですね。ありがとうございます。

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