2025年、固定電話はケータイ並に通話品質低下
NTTが固定電話をIP網へ移行、環境変化で機能や品質も見直し – ケータイ Watch
ちょいと古い話なんども…
NTTがいわゆる電話の2025年問題についての対応を発表したそうな。
2025年に電話の現在の中継器、交換機などが限界を迎えるが、バックボーンをIP網に移行し、ユーザーは今のままで特に工事などをせずとも現在に近いレベルのサービスを2025年以降もエンドユーザーは利用出来るんだと。
通話はもちろん、ISDNの通話モード(ってことはフレッツISDNとかISDN関係全部継続?)やキャッチホン、ナンバーディスプレイ、公衆電話なども今と変わらず利用可能。基本料は現状と同等の水準を出来るだけキープ。通話料はケータイライクな距離無関係の料金に移行。IP網への移行時期は関係事業者と相談して決めると。
んでこれまでのPSTN特有の機能とやらは廃止。具体的にはNTT東西経由での接続を主要業者間直接接続に変更、んで事業者間の精算は簡単にする。マイラインはやらない。NTT東西から出る時だけの固定電話のNPは双方向にする。公衆電話からの通話料は業者間で一律にする。110や119などはコールバックで対応。
今後電話網の変更がある時にはメタル線を引っ張らず、光か無線でやる。
通話品質は固定電話レベルからケータイ並にダウンすると。
つまり今まではNTTの建物の中で昔は手動で、今は機械で金属線を繋ぎ変えて電話サービスやっていて、NTT(旧:電電公社)以外が台頭してきても基本NTT通さなければ電話させんぞー、だって日本の電話はNTTのメタル線が牛耳っているんだもん! だったものを、IP網、つまりネットで電話やっちゃおうぜー機械交換するの大変だからー、って話。
んでこれまでこの2025年問題で「もしかしたら全部光になっちゃってエンドユーザーもみんな光に買い換えなくっちゃいけないかも!?」って一部の敏感な人が不安になっていたわけですが、そんな心配せんでもえーよ、ってNTTが言ったと。
ただこれまでと違ってバックボーンが変わるはんで、料金とか品質とかはケータイみたいにするよと。てことは通話料の最安単価はケータイ並の20円/30秒ぐらいに変わるかもしれないが、その代わりに長距離でも料金同じで通話品質もケータイ並みに落としちゃうかもゴメーン、でも基本料は同じレベルにするから許してー、ってな感じで。とか言っていて基本料が一番高いレベルに一律変わったらやだなぁ(固定電話は収容基地局の種類で基本料が違う)。
あとのPSTNとかなんとかは事業者間でやることなので普通の人は気にしなくてOK。
もっとさらに平たく乱暴に言えば、
NTTはバックボーンをネットにしちゃうが、今のままで固定電話使えるし、変わるっつったってケータイ並に使えるから気にすんな。
ってことです。
いやもうあれだよね、これ10日以上前に出てきた話なんどもさ。
ずっと気になっていたわけですよ…これって何気にサラッと重要な変更をそれとなく話しているし、でも今時固定電話がない家だって珍しくはないし、そもそもケータイが固定電話よりも音が悪いことに気付いてない、知らない人も多いし、ついでに言えば3Gの通話品質なんて家族と他人の声の違いも分からなくても不思議じゃない低い品質なのにそれを意識もしない人もいまくるし、だからこそオレオレ詐欺も声でわかるのはむずいよーって話だし、ならもう多くの人にはどうでもいいじゃーん!って思うんども、やっぱりおらの備忘録(当ブログ)には入れたおきたいもので、今更記事にしてみました。
この手のはわりと後で確認したくて調べるんども、残ってなかったりもするはんでね。
でもあれよね、IP網にしちゃうならさ、市外局番も他の地域に移そうと思えば出来るのよねきっと。市外局番で地域が分からんと不便ってぐらいのもんで。
んでNTTの資料によると、2000年度末には固定電話6200万回線でケータイ(携帯+PHS)6700万回線と同じぐらいだったものが、今(2014年度末)では固定電話2400万回線の固定ブロバン3700万回線、モバイル(携帯+PHS+BWA)1億5700万回線ともはや固定電話が絶滅するんじゃないかって勢いだはんで、もはや一般家庭で固定電話にこだわる必要はないのかも知れません。会社とかが文句言わないでくれればね。みんなスゴい電話にしちゃおうよ(笑)。