どうせ無駄に空きテナントだらけだから賑わいのために格安で貸し出せばいいのにね(追記アリ)

八戸市中心街「集客力は回復傾向」(デーリー東北12/20)

リンク先記事、載っている分だけだと読み誤るので、紙媒体のヤツを全文転載します。
と思って打ち込んだら予想通り長いので、おら視点でまずは要約します。

2012年歩行者通行量調査が過去5年では最多だがバラツキが大きく、旧レック側が特に低調。2つの複合ビル構想の成否が活性化の鍵。

かつて40万人台で推移した通行量も98年に30万人、2002年に20万人を割り込み、その後も減少。レック(三日町)閉店直後の08年には10万2289人まで激減、10年には10万人を下回る。
11,12年は前年を上回るが、関係者は「ここ数年よりは多かっただけ、回復は難しい」と。

三日町~十三日町では8地点を調査したが、はっち側が6686人~13068人だったのに対し、レック側は3988人~5390人。レック側最多ははっち側最少よりも少ないと。
ただレック側では旧レックと旧マルマツの複合ビル再整備構想があり、八日町の旧長崎屋ビルにも複合ビル建替計画があるため、今後に期待。

三日町~十三日町の10月7日だけの通行量は32660人。市中心市街地活性化基本計画(08年7月~13年3月)の期間内では最高値だが目標4万5500人には遠く及ばず。。
第2期計画では中心街に多様な都市機能を集積、回遊するまちづくりを柱に。八戸商議所の副会頭は「回遊性の向上が重要」と課題を指摘。
必要となるのは中心街全体でのにぎわいを創出、市まちづくり文化推進室は「2期計画ではさらなる活性化に努めたい」と。

まぁこんな感じです。半分以下になんとか押し込んだ。というか最初の一行でイイ気もする。

 
では改めて紙媒体の元文章をどうぞ。

八戸商工会議所が実施した八戸市中心街の2012年歩行者通行量調査で、10月7、9日の総通行量が12万1726人に上った。過去5年では最多で、八戸商議所は「集客力は回復傾向にある」と分析する。ただ、地点別で見ると、ばらつきが大きく、三日町と十三日町の目抜き通りでも場所によって差が出ている。空きビルとなって久しい旧レック側は、「はっち」側と比べて全体的に低調だ。中心街全体に人を回遊させるには、相次いで浮上した複合ビル構想の成否が鍵を握る。

八戸商工会議所によると、中心街の通行量は1979~90年までの12年間は40万人台で推移。しかし98年に30万人、2002年には20万人を割り込み、その後も減少傾向が続いた。
長引く不況を背景に中心街から商業施設が姿を消す一方、郊外には大型複合商業施設が次々と開店し、街なかの魅力が低下したことも影響した。三日町のファッションビル・レック閉店直後の08年は10万2289人まで激減、10年には10万人を下回った。
11,12年は2年連続で前年を上回り減少に歯止めをかけたものの、ある中心街関係者は「ここ数年よりは多かったという程度。以前のような通行量まで回復させるのは難しい」と厳しい見方だ。

今回の調査は33地点を対象に、午前9時から午後7まで実施。通行量は天候に左右される側面もあるが、調査した日曜の10月7日と火曜の9日は、ともに晴れだった。
三日町と十三日町の目抜き通りでは、はっち側と旧レック側の4地点ずつ計8地点で調査。多い方から準に、いわぎんローンプラザ(十三日町)前が1万3068人、青森銀行三日町支店(三日町)前が1万95人、さくら野八戸店(三日町)前が9056人、アルグハシブン(十三日町)前が6686人で、全てはっち側だった。
級レック側を見ると、八田新仏具店(十三日町)前が5390人で最多。隣の旧マルマツビルと共に、老朽化して空きビルとなっている旧レック前は、3988人と8地点の中で最も少なかった。
ただ旧レックと旧マルマツは、冠婚葬祭業江陽閣(同市)が二つのビルを解体後、複合ビルに再整備する構想を表明。
八日町の旧長崎屋ビルも、総合建設業田名部組(同市)を中心とした「八日町プロジェクト」が、複合ビルに建て替える計画を進めている。
二つの複合ビルは街の新たな「顔」となり、人を呼び込む起爆剤として期待される。民間による街なか再生の動きを加速させるためにも、市や八戸商議所の支援が重要になる。

一方、三日町と十三日町の8地点を対象とした10月7日だけの通行量は3万2660人。市中心市街地活性化基本計画(08年7月~13年3月)の期間内では最高値だったが、最終12年度の目標に掲げた4万5500人とは大きな開きがあった。
市が本年度中の認定を目指す第2期計画では、中心街に多様な都市機能を集積させ、人が回遊するまちづくりを柱とする。八戸商議所の河村忠夫副会頭は「通行量が増えたことは好材料だが、今後は回遊性の向上が重要」と課題を指摘した。
新たな街並み整備で必要となるのは、中心街全体でにぎわいを創出する仕掛けだ。市まちづくり文化推進室は「民間開発を含め、着実に取り組みの成果は出てきた。2期計画ではさらなる活性化に努めたい」としている。

はい、こんなでした。ほぼ内容は要約と同じよね、と思うがいかがかしらね。

さてと、ちょっちあれだね、みどりうかブログ的な穿った見方で読み解こうか。

まずはっち側の交通量を見ると、廿三日町から八日町へと通行量を並べるとね、6686人~13068人~10095人~9056人ってなっているのさ。
つまり、十三日町でもヴィアノヴァより外には人が流れておらず、三春屋周辺が一番多く、三日町はまぁだいたい同じぐらいなわけですよ。
ここから類推すると、十三日町バス停でウロウロしている人が多いってことと、おそらく三春屋の裏の方の駐車場に停めて三春屋ウロウロが多いのではないかということが伺えると。
んであちこちで「効果アリ」みたいに言われているはっちの威力というものがそれほど見えてこない、というか効果あるのか?と首を捻りたくもなってくる。
加えてバス的なことを言えば、三春屋のお客と、三日町バス停に停まるバスも八日町バス停に停まるバスも利用できる十三日町バス停の効果、とも思えるわけです。まぁ便利よ十三日町は、乗り換えにも三春屋に寄り道するにも。

んでレック側は、お店が少ないのとバス停がないこともあって、とっととはっち側に渡る方が便利なのよね。

さらにおまけで言えば、バスの運賃上限化実験のおかげもあるかも知んない。

以上のように考えると、全体的には集客力が回復したとはとても言えず、さくら野のお客はさくら野駐車場とさくら野を行き来するだけで街には出てこず、三春屋も然りで、実質的には集客力は優しく言ってもトントンぐらいだべ、って話じゃないすかね。

まぁ再開発も1つの方法なのでしょうが、それよりは旧態然としたままで古いやり方に縛られた自称エライ人を説得し、郊外SCの真似事をやめて中心街の強みを活かすような施策を行い、また中心街で生業をするためのハードルを下げることを現行の施設に対して行うことも必要じゃないかと、おらは強く感じていますよ。

どうせ空きテナントだらけでネガティブイメージ増大キャンペーンしながら税金だけ掛かるんだから、条件付けで安く入居させて商売させて賑やかせばいいのにね。

てな感じです。

◆2013/12/21◆
八戸中心街通行量、10年で4割減(Web東奥12/21)

デーリー東北の記事の見出しでは「集客力は回復傾向」でしたが、Web東奥では「10年で4割減」だそうな。
まぁどっちも全くの間違いではないが、より正しいのはWeb東奥かな。
ある意味Web東奥は、ソフトバンクモバイル関連の話で淡々とツッコミを入れるケータイWatchの記事のように、ズブズブ慣れ合いヨイショをしないので良いと思います。

報道ってなんだろうね、真面目な話で。

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