蕪島ライトアップ問題があるらしい

蕪島のライトアップに鳥類保護団体が反対(デーリー東北11/15)

八戸市観光課が蕪島のライトアップを企画しており、それに鳥類保護団体が反対しているそうな。
紙媒体の記事を要約すると、
蕪島が国の天然記念物に指定されてからことして90周年を迎えることを記念し、また2013年5月に三陸復興国立公園へ編入予定で新たな魅力創出も狙って、2012年12月2日~2013年1月31日までの16:30~20:00頃までをLED照明でライトアップすることを八戸市観光課が決めたんだと。
んで蕪島では環境省のレッドリスト絶滅危惧種のコクガン、ヒメウなどがおり、餌場や休み場などとしているそうな。んで近頃は1月中に還ってくるウミネコもいて、ライトアップで渡りの妨げになったり、LEDライトに追突したりするんではないかと、そういう意見が鳥類保護団体「日本野鳥の会あおもり」から出ているそうな。
さらに種差エリアの観光目線として、日没後の薄明かりや夜景が魅力の蕪島なので、人工的なライトアップじゃなく自然の良さを活かすべくライトダウンすべきとの意見も出しているらしい。
んで八戸市観光課ではライトアップに向けた実験をするとか関係機関と協議がなんとかで、環境への影響を最小限にしたいみたいに言ってるそうな。

日本の田んぼの多くって実は人工物なのよね。自然の風景に見えても実は田んぼは地下も含めてガチャコンと改造しちゃってると。
蕪島も元々は陸続きじゃない島で、でも人の手で陸続きとなり、でも蕪島のウミネコは目つきは悪いが(だってトリだもの)人付き合いがよくって、人工物なんだが自然(ウミネコなど)がオンしている存在なわけです。
だから線引きは難しいって部分があるんども、ただ現状いちおう安定している状態に、新たなる懸念を生むような話なのよね、ライトアップって。

 
まぁ個人的にはライトへの激突はそうそうないと思うが(個人的にはぐれっとタワーの窓ガラスの方がよほど激突しないだろうかと心配だが)、トリへの影響がないとも言い切れない。1年中ずっと蕪島にいるウミネコが増えたりとかしないかと考えてしまう。

そこいらも踏まえて、なんか存在意義がよくわからない八戸市庁前のライトアップらいくなことをするんであれば、もう残念でしかないです。
やるならばほのかな明かりぐらいで、蕪島らしさをなくさないで欲しいなと切に切に願います。

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