4月のケータイ純増数…ドコモだいじょぶか?
事業者 | 純増数 | 累計 |
NTTドコモ | +12万8300 | 6025万7800 |
au | +24万0400 | 3534万9500 |
ソフトバンク | +27万2700 | 2922万1700 |
ウィルコム | +4万1400 | 459万7800 |
イー・モバイル | 0 | 380万0000 |
UQ | +19万4900 | 246万0600 |
WCP | +4万0300 | 7万1000 |
総計 | +91万8000 | 1億3575万8400 |
CORE 3G | +9900 | 13万5100 |
携帯電話・PHS契約数、純増はソフトバンク、MNPはauが1位(ケータイWatch5/9)
KDDIが10カ月連続でMNP首位 iモード/spモードの“純減”が示すドコモのスマホシフト――2012年4月契約数(ITmedia プロフェッショナル モバイル5/9)
2012年4月のケータイ純増数が発表されました。
今月首位はソフトバンク、以降au、UQ、ドコモ、ウィルコム、WCP。
MNPは今回もauが首位でソフトバンクを引き離し、ドコモは一人負けです。
内訳は…うーん…ドコモがとても心配な感じです…
ということで今回もいじっていきましょう。
ではまず「通称:実質純増数を勝手に決めてみるぞ表」からです。
キャリア | 純増計 | プリペイド | 通信モジュール | 実質 | 実質の占める割合 |
ドコモ | +128300 | +14300 | +37400 | +76600 | 59.70% |
au | +240400 | -5200 | +36500 | +209100 | 86.98% |
ソフトバンク | +272700 | -4400 | +30200 | +246900 | 90.54% |
んでauとソフトバンクはどうかというと、かなり似通った感じなんですよね。
ということで、今回は急激な水増しライクな通信モジュール増などはなかったようです。ドコモはピンチでも急増とかしないよね、某キャリアはよくなるのに。
次は音声向けIPの表。
キャリア | IP純増 | IP累計 | IP純増割合 | IP契約割合 |
ドコモ | -23000 | 51887400 | -15.82% | 86.11% |
au | +121300 | 28698500 | 50.46% | 81.19% |
ソフトバンク | +192900 | 22408700 | 70.74% | 76.69% |
ドコモがマイナスで、auとソフトバンクが6桁増。
この辺りをITmediaではドコモのスマホへのシフトが進んでいると解説しているが、後述のMNPを見るとそうとは思えない感じです。
ということでMNPの表。
キャリア | MNP純増 | 純増全体 | 占める割合 |
ドコモ | -103700 | 128300 | -80.83% |
au | 64900 | 240400 | 27.00% |
ソフトバンク | 39900 | 272700 | 14.63% |
イーモバイル | 1100 | 0 | – |
んでauが3分の2をいただいていると。
さてキャリア別です。
今月1位はソフトバンクです。
まいど気になる地域別の東京は159400増、純増全体の58.45%を占めています。でも今回ドコモの関東が75.76%だったりするので、むしろ健全レベルに思えますな。
それ以外の地域では、東海が1位、北海道、東北、北陸、関西、中国、四国、九州が2位と。2位になっている地域では全てauが1位。
んでピンチな時には急に増える通信モジュールはピンチじゃないので30200と少なめ、プリペイドは-4400で実質純増246900、純増の9割が実質という感じです。
Yahoo!ケータイの純増は192900で純増全体の70.74%、これは今回の3キャリア中最多割合です。
MNPは39900をドコモを中心にいただいたのだと思われます。
まぁ目立った怪しいことはないんども、エリアが改善しているのかとか、緊急なんとか速報になかなか対応しないとかいろいろ課題はありますのでね、今回もいつもぐらいで言っておきましょう。
ソフトバンクには気をつけろ!
選択肢の端っこに並べられるぐらいまで、もっとエリアをちゃんと整備して下さいプリーズ。
地域別では北海道、東北、北陸、関西、中国、四国、九州で1位、関東、東海が2位。ソフトバンクと共にかなり好調です。
通信モジュールはそれなりの36500、プリペイドは-5200、実質純増209100で、純増の86.98%を占めると。まぁほぼソフトバンクと同じ感じの分布ね。
EZweb/ISweb純増は121300、純増全体の50.46%。
MNPは今月も絶好調、64900で独創首位です。純増の4人に1人はMNPでかっぱいでいる計算になりますな。MNP転入での特典狙いの可能性もありますが、それでも現状では純増だけを見るよりは余程に信用できるデータではないかと思われます。
TVCMの効果もあってなのかかなり好調なau、今後も注目です。
今月3位はUQです。
194900増とかなり好調、LTEの31万増よりは少ないですが、音声込みでのKDDI陣営と考えると43万5000超と、ドコモはもちろん、ソフトバンク陣営(ソフトバンクモバイル+ウィルコム+WCP)よりも多くなるんですよね。
いやぁUQとau、今後も楽しみです。というかツッコミどころが無くってコメントに困ります。
今回4位はドコモ、もう心配です。
地域別からして超厳しいのですが、まず関東がおかしい。97200で純増全体の75.76%、4分の3が関東という、かつてのソフトバンクばりの超首都圏偏重純増です。あやしい…というか心配…
それ以外の地域では、東北、関西、中国、四国が3位なんですが、北海道、東海、北陸、九州でウィルコムに敗れての4位です。しかも北海道300、北陸400の微増で、東海に至っては-1000と純減となっています。ヤバイです心配です。
そして実質純増は76600で純増の6割以下です。
プリペイドがの14300増はまぁ分かるとして、この純増に対して通信モジュールが37400も純増というのが不自然な感じ。
システム別ではmovaが先月停波したわけですが、なんとFOMAが18万超も純減、LTEは30万超純増とはいえちと多すぎ。
それを裏付けるかのようにMNPでは10万超減の一人負け、これはXiへの乗り換えが進んでいると同時に、他キャリアにかなり流れていることを意味します。
つまりドコモやばいです。まぁ詳しくない人もしくはドコモじゃないとマズイ人がスマホでXiに移行、詳しい人は他キャリアに逃げると、そういう感じなんですかね。
まぁ契約者数は圧倒的なんでこのぐらい屁でもないのかもしれませんが、それにしても心配せずにはいられない数字です。
来月以降もこの傾向が続くようであれば、今年は厳しいのかも知れませんな。
さて、北海道、東海、北陸、九州が3位であとは4位と。東京も18500で少ないね。
あとはまぁ…うん…いじる部分すら無い…つまらない…
んで先月の不安が的中した感じでね、それもある意味ツマラナイ。
だからまぁ言っておこうか。
ウィルコムにも気をつけろ!
早くカンフル剤の発表をして下さいプリーズ。
今回6位はWCP。特に言うことないです。
最後はイーモバ、発表ないので先月のままにしてます。
なんか今回は、兎にも角にもドコモが心配です。もうそれだけです。
特に面白い部分もなく、今後なんとか回復して欲しいと願うばかりです。
ではまた来月ノシ
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ウィルコムは、3月までのキャンペーンのかけこみ需要で3月はよかったけど、その反動で劣化したキャンペーンにはあまりユーザーが群がらなかった上にWーVALUE割引の基本料金除外も始まったことにより、純増が最低限になったのかなと考えていました。
かく言う私は、2~3~4月と1回線ずつ契約し、PHSの契約回線数が大変なことになりました(笑)