津波浸水区域の中間集計を市が発表(大地震後の八戸シリーズ)

八戸の津波浸水区域判明 市が中間集計(デーリー東北3/19)
津波 間一髪助かった(asahi.com3/19)

八戸市の津波浸水区域が明らかになったそうです。
中間発表みたいな感じらしいのですが、ざっくり言えば概ね想定内だが、市川などでは想定よりかなり大きな津波がきたらしいです。
しかし想定内というものの、八戸での人的被害がこれほどまでに少なかったのは奇跡なのかも知れません。
というのも2つ目のリンク先記事によると、2mの津波に追われてギリギリ車で逃げられた人や、5mの津波に襲われながらも車で何とか逃げられた人(ずぶ濡れとのことだったので実際には波に巻き込まれていたのかも知れない)などもいたというからだ。
さらにリンク先記事には近隣の三沢で自宅の中に大量の水が入り込み、家の中で首まで水が上がってきたところでようやく水の上昇が収まり辛くも助かったケースや、車に乗っていて津波に巻き込まれたが無事だったケースもあったんだそうな。

今まで燃料不足を口実に鮫の方に行く用事を先延ばしにしていたのですが、昨日さすがにいかねばということでトロトロと鮫の方にいってきたんですよ。まぁ少し高い方に。
途中アップダウンが嫌だったので舘鼻の方を通ったのですが、衝撃的でした。
大きな船が片側2車線を塞いでいる。歩道には津波でダメになった家具の山。ところどころに残る砂や泥、そしていつもとは少し違う海の香り。
八戸で死者が二桁、いや三桁出ていたとしても不思議じゃない、そう思うぐらいの信じられない光景を目の当たりにしました。

 
去年にはチリ地震での津波警報が出たのに避難しないばかりか津波を観に行く人たちの報道がされたりもしましたが、今回も含めて八戸は本当にたまたま運が良かっただけなのだろうと思います。
もちろん大きな被害を被った人が多くいるわけですが、もっと被害があっても不思議じゃなかったと思えてならないのですよ。

今回の中間報告では「沼館、江陽、小中野、下長では想定より被害が少なく、八戸港の防波堤の効果が表れたのではないか」と八戸市は言っているわけですが、それでももっと出来ることがあると思います。ハードもソフトも。
今経験を活かし、被害者ゼロを目指したいものです。

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