au、夏モデルなんてどうでも良くなるようなサービスを幾つか発表

au、月額390円の通話定額「指定通話定額」(ケータイWatch5/25)
au、月額390円~の「ダブル定額スーパーライト」(ケータイWatch5/25)
au、携帯から無線LAN経由でEZwebを利用できる「Wi-Fi WIN」(ケータイWatch5/25)
au、Opera Mobile 9.5を採用した新「PCサイトビューアー」(ケータイWatch5/25)

auの夏モデルは正直おらにはどうでも良いのですが、それより気になるサービスを幾つか発表しています。
まずは月390円で指定したau携帯3番号への通話が24時間無料となるオプション通話定額サービス「指定通話定額」、あらかじめ指定した3番号への通話とCメールが無料となります。
利用可能なプランはWIN全プランとCDMA 1X向けの一部プラン。
新規契約時の同時申込では当月スタートか翌月スタートか選択できるが、それ以外での申込は翌月から適用となる。
サービス開始は8月10日。
「ダブル定額スーパーライト」は月390円スタートの2段階パケット定額制。
上限は従来のダブル定額などと同様、EZwebやEメールの利用時4410円、PCサイトビューアー利用時5985円、PC接続等で13650円。
受付は8月10日から、パケット定額が初のユーザーは8月利用分から、既存のパケット定額ユーザーは9月利用分から適用。
あと家の無線LANなどからキャリア内インターネットを利用できるサービスをauも開始。
そしてフルブラウザのPCサイトビューアーが一部端末(「biblio」「T002」)でOperaMobile9.5にバージョンアップで操作がiPhoneライクになるっぽい。

さてと、通話のは最期に取っておいて、
ダブル定額スーパーライトはぶっちゃけどうでもいいです。
なんか近頃はみんな冷静になって下限金額の意味を知ってくれたようで「下限に意味は無い、実質的には上限金額になる」と言ってくれていますが、正にその通りです。
2段階定額制で上限額に達しない可能性はほぼ2つ、パケットをほとんど使わないユーザーか、あるいはウィルコム定額プラン用のデータ定額のユーザーかです。前者は2段階定額制を使うまでも無いユーザー、後者はパケット単価が非常に安い為(0.0105円/パケット)、本当に2段階定額である意味が出るかも知れないからで、それ以外のユーザーはたいてい上限額に達します。PCサイトを見る人は可能性大、着うたなどの大容量のデータを扱う人も然りね。
ということで、下限は490円でも390円でも大差ないし、それ以前にパケット使わない人には幾ら安くても加入する意味が無いし、むしろ本当にユーザーの為を思うならば新ウィルコム定額プラン同様にデフォルトで基本料金に含んで0円スタートでやればいいって話です。
もう3Gキャリアの人たちは宣伝が上手いんだから(@ω@。

無線LAN云々はまぁいいんじゃないですかね。ウィルコムのが安いというかタダですが、まぁキャリア内インターネットのアレなんだし、それ以前にインターネット基本料という謎の基本料設定がまかり通っているのでね、まぁ仕方ない。

PCサイトビューアーのOperaMobile9.5導入については、端末にもよりますが良いことかと。
ある意味最もPCサイトとの親和性と言いますか再現性が高い存在ですからね、auだけでもその方針を貫いて欲しいとおらは思う。でも出来ればウィルコムもOperaをぉぉ…

さて、最期に取っておいた通話のヤツ。
まずはハッキリ言っちゃおう。

ウィルコム定額プランの価値が半減どころか3分の2ぐらい無くなっちゃいました!

おらが思うウィルコム定額プランの価値は、「ウィルコム相手なら家族に限らず通話定額」、「24時間通話定額」、「相手先を問わず添付も可能でメールの送受信が定額」ってところです。
でも前者2つがauにならばれた、これは大変。
ホワイトプランや家族定額のようにどっちかだけならいいが、今回のはどっちもでこれは困った。
ぶっちゃけ、auでSSでEZweb付けてこれ付けて1685円でしょ、これで安い端末…月840円とか?面倒だから1000円にして、合わせて月2685円でしょ。これにエリアのことや取っ付き安さを考えると…ウィルコムが勝てる部分はメール定額しかないということになる。
がここでの問題は、音声定額目当てのユーザーがどっちを選ぶかということよね。
とすると…あぁ…
まぁ本当はウィルコムの方がまだいろんなメリットがあるんども、そこが見えてこないのよね。

ということで、これはウィルコム的には一大事だし、au的にはキラーコンテンツを手に入れたことになるんではないかと、そう思います。

よし、脱線。

おらさ、ソフトバンクモバイルが出来ちゃった時にさ、ホワイトやゴールドよりも失敗したべと思っていたことがある。
それはLOVE定額廃止。
LOVE定額って、あれは本当によく出来た音声定額だとおら思うんですよ。
たしかに定額相手は一人だけ、でもそれを自由に選べて(家族限定とかじゃない)、おまけに24時間定額(ホワイトプランみたく準音声定額じゃない)、それを月315円加えるだけで実現、これはすごい強みだったと思う。失策だらけのボーダフォンの唯一の良策だとさえ思っている。
でもソフトバンクはあっさりそれ投げて怪しいゴールドから怪しいホワイトに、正直アホだなぁと思ったわけです。
それを拾ったかのような今回のau版LOVE定額とも言うべき「指定通話定額」、ナイスです。

そうそう、思い出した。その昔LOVE定額で3人が音声定額ってのを考えたのよね。
これはAさんがBさんにLOVE定額、同様にBがCに、CがAにとやれば、3人がLOVE定額で話し放題、自分から掛けて定額にならない相手にはワンギリを、ってヤツね。
これを今回も出来るかも知れない!
と思って考えたら、指定通話定額で7人が音声定額出来ることがわかりました。
まずAがBCDに指定、BがCDEに、CがDEFに、DがEFGに、EがFGAに、FがGABに、GがABCに指定すると、7人で音声定額がいちおう可能になるんですよね。
さて困った、小さいグループならauで事足りてしまいます。まずいな、ウィルコムの首締めれちゃう。まぁ事実だから仕方ない。

あと今回のauの通話定額を受けて「安心だフォンで定額を」みたいな意見もありますが、まぁ落ち着けと言いたい。
980円と3ヶ所ってキーワードはいちおうダブるんだが、コンセプトがねぇ。
単純な料金合戦ではauやドコモに勝てないんだし、そこはウィルコムらしくニッチに付けこまないとね、って思う。
その上で無理せず可能な低廉な料金設定よね。

まぁぶっちゃければさ、ウィルコムは割引込みでの割賦販売前提での料金体系だからさ、そこをいじらずに安くってのは無理がある。ドコモやauのように端末代をしっかりいただく方式にしたらしたで高額の割賦金が来るわけだし…毎月2000円の割賦金はウィルコムには厳しいよ…

とまぁそこいらを考えて、現実的には1台目から新ウィルコム定額プランは2200円、2台目以降は2000円、3台以上契約で1台目から2000円ぐらいでいっぱい。
あぁでもこれやれば、ウィルコム定額プランからの移行は進むカモカモ。
んで強烈にメールとパケット推し。
ウィルコムならネット基本料0円です!
とか
ウィルコムならドコモやauに送っても0円です!
とか
ウィルコムなら最初からパケット定額制!0円スタートで上限2800円!!
とか
ウィルコムなら画像添付しまくって相手がパケ死しても0円です!
とかアピールすると、もうそれしかない。
と思いましたとさ。

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