ウィルコムは今のPHSを下り3.2Mbps(理論値)までもっていくつもりのようです

【WILLCOM FORUM & EXPO 2008】ウィルコム近氏、現世代PHSの下り3.2Mbps化に言及(ケータイWatch5/28)

「WILCOM FORUM & EXPO 2008」でウィルコム取締役執行役員副社長開発本部長近義起氏(肩書き長いっスね)が、現行のPHSもさらに高速化させる考えを明らかにしたらしいです。
現在の高度化PHS規格「W-OAM typeG」はさらに多重化して「W-OAM typeG 16x(仮称)」にし通信速度1.6Mbpsを実現できるらしく、またW-SIMなどでは非対称高速化(上りより下りが速い)「W-OAM typeAG 8x(仮称)」という形で下り800kbpsを実現するつもりだそうな。
さらに「W-OAM typeAG 8x(仮称)」を4つ束ねて「W-OAM typeAG 32x(仮称)」として、下り3.2Mbpsの速度を実現する考えもあるらしい。
どうもこの辺りまでは規格化の目処がたっているんだそうな。
時期は未定らしいが、「1Mbpsぐらいの速度では実力値はHSDPAなどを上回るだろう」と発言しているそうなので、実測値では3Gを上回る高速通信も不可能ではないと思われます。
例のGSMやW-CDMAのW-SIMについては、世界でジャケットを売れる手段として期待しているみたいです。また将来的にはソフトウェア無線(SDR)技術であらゆる通信方式をサポートできる、とかなんとか言ったそうな。
あと「やっぱりマイクロセルっすよ!」みたいなことも言っているらしい。ステキね。

おらちょこっち予言しておこう、
アンチウィルコムな人が「どうせ基地局の近くでしか早くないんだから高速化しても無駄」とか言い出すだろう(=ω=。

まぁそれはハズレてはいないでしょうな、基地局から遠ければ速度は出ませんがな。
でもそれは3Gも同じ、このことを受けて「3Gの方がマシ」という理論に繋げる人は理解度が足らないかあらかじめ何らかの答えを用意して思考しているかのどちらかでまず間違いないので関わらないであげるとみんな幸せにすごせると思いますぞい。

まぁ実際問題ね、おらあまりに多重化とかしてもPCとか向けに安定して高速通信できるとは思えないんですよね。周辺状況に左右されますから。
ただW-SIMでの非対称高速化は大賛成、特にスマートフォンでの利用には期待が出来ると思うのよね。
アプリやコンテンツのDLには下りが速ければいいわけで、ある意味これは3Gなどで既に行なわれている手法なわけよね。だから3Gは下りが数Mbpsなのに上りは384kbpsとかなわけです、もちろん理論値での話で実際はもっと低いと。
これがリアルタイムで上りの通信も高速で行なうようなコンテンツが出てくれば困るわけですが、たぶん3Gキャリアもそのようなサービスは3.9Gや4Gになってから考えると思うのよね。現状では3Gでも無理だから。
それと同じように割り切って下りを高速化というのは、W-ZERO3シリーズのコンテンツ向きに思うわけですよ。動画やコミックや音楽やらもうDLしまくりね。
これはかなり期待できそうです。

あとGSMやW-CDMAのW-SIM、上手くいけば海外発でブームになるんじゃないですかね。
だってW-SIMの事業展開って日本のケータイキャリア向けではないと思うんですよ、実はこっそりとそう思ってた。だってキャリア主導でやり辛いからね、ウィルコムだからこそ上手くいっているがドコモやauやソフトバンクでは無理だべ、ってね。
んでもし海外でW-SIM対応のものすごい端末とか出たらですよ、国内に輸入して使うとかそういう夢も実現するかも知れないのよね。
そんな感じでおらはサムスンの変な端末がW-SIM対応で世の中に出てくれないかなぁと、そう期待しているわけです。サムスンは昔のシャープやソニーのかほりがする。

さて、そんな感じで夢は見てみたわけですが、とりあえずそれよりも音声向け料金プランの受け皿を増やすのが先決では? とおらも思ったりしますよ。
もうおらの言葉を真に受けてウィルコム標準プランをやっちゃおうよ、ウィルコムさん。
そしておらは成功すれば神となり、失敗すれば戦犯としてみんなに叩かれるというわけですな(=ω=;

▼参考リンク▼
【WILLCOM FORUM & EXPO 2008】ウィルコム土橋氏、D4利用シーンやスマートフォン導入事例を紹介(ケータイWtach5/28)

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