2008年3月17日

2008年3月17日、私は交通事故に遭いました。

場所は八戸市城下の国道45号線の道路上(現在のくら寿司八戸城下店の手前の道路)、中央分離帯がある片側二車線の道路で信号待ちをしていた時のことです。
私の前にいた車は10台ほどでしょうか、後方には1台。私の車は左側車線でしたが、右側の車線も同じような状況でした。

その時に乗っていた車はスズキのパレット、納車からまだ半月で、それまでマニュアル車に乗っていた私は未だにクラッチ操作をする癖が抜けきれておらず、ブレーキに加えてシフトをPに入れててフットブレーキ(パーキングブレーキ・サイドブレーキ)も入れた状態で信号待ちをしていました。

その時、ルームミラーに黒い影が右→左と動くのが見えました。見えたと言っても正面を向いているため、眼鏡のレンズの端の方、視野の外側近くをよぎったような感じで、それを確認しようとルームミラーを見上げようとした瞬間、

気がつけば眼の前がぼんやりと真っ白になっていました。

辺りを見渡し少しして、運転席が倒れていて車内の天井を見上げ、眼鏡が無くなっているのだと気が付きました。

このように私はある日突然事故に遭いました。

まずは運転席を戻そうレバーを引きます。でも戻りません。気が付いたら首の右側と右肩、右腕に激痛が走っていたのでそのせいかとも思いましたが、レバーはたしかに引かれています。でもシートは戻りません。後ろに目一杯倒れたままで戻ってきません。
体を起こして予備の眼鏡を取り出し運転席のドアを開く、後ろのスライドドアが前方斜め前に飛び出しており、運転席ドアはギリギリ開くことが出来ました。

周りにはたくさんの人がいます(その時には気付きませんでしたが、おそらく私は気を失っていたのだと思います。でなければ事故直後であれだけの人が車から降り何人も携帯で通話をしていることはなかったでしょうから)。
パレットを見ると、バックドアの右側が大きく潰れ、後部座席のドアが運転席ドアのすぐ近くまで飛び出しています。
その後ろに黒い車、ベルファイアがいました。ベルファイアはフロントが潰れており、緑色の液体が流れていました。この車がぶつかってきたのでしょう。

そのすぐ近くで、頭を抱えて「どうしよう、どうしよう」とつぶやきながら歩き回る若い男性がいました。
この人物が事故の加害者でした。
私は右の首~腕への激痛に耐えながら声をかけました。
その人物は予想通り、ベルファイアの運転手でした。

私はその人物になぜこうなったのか訊ねました。すると
「CDを入れ替えてたら気がついたら間に合わなかった」
と言い、何度も謝罪しながら、
「どんなことをしてでも保証します」
と告げてきました。

この時はまだ、私はこの言葉を信じており、これ以降死ぬまで続く苦しみが待っていることなど予想だにしておりませんでした。

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