減らぬ密放流、エゴで自然を食い散らかす人たちの存在
ブルーギル駆除したのに…(YOMIURI ONLINE 地域 岐阜4/1)
自然保護団体が外来魚を駆除して国産淡水魚「ウシモツゴ」を放流した農業用ため池で、ブルーギルが新たに密放流されていることが判明したそうな。
2006年10月に池を干して外来魚を駆除し同年12月にウシモツゴ4000匹を放流したとのことで、その後一ヶ月ごとに調査をしていたんだそうな。
すると昨年秋からブルーギルが捕獲されるようになって、今年2月に池の水を抜いて調べたところブルーギルが約7000匹も発見されたそうです。この時ウシモツゴは752匹にまで減っていたそうな。
流れからいくと、遅くとも去年の半ば、早ければウシモツゴの放流からまもなくにはブルーギルが密放流されていたと考えられます。んでそこで繁殖して数が増えて2007年秋に確認され始めたと、まぁそういう感じでしょうか。
状況から考えて、自らのエゴで密放流を繰り返す人たちの仕業なのでしょう。
正直そのような存在は自然を愛しているわけもなく、それどころか釣り師としても下の下の身勝手なだけの存在だと言えます。
人はエゴとは無縁ではいられない生き物ではありますが、せめて自らの責ぐらいは認めて真摯に向き合う姿勢ぐらいは必要だと思います。
もちろんこれは私のようなアクアリストも含めた発言です。
アクアリストもまたエゴを貫けば、密放流者と変わらない、あるいはそれ以上の自然破壊者と成り得る存在です。
しかし自らに誇りをもってアクアリストを自称する人たちは、少なくともエゴでの密放流は絶対にしないもの、もし仮に無知でそれらの行為を行ったとしても自らを省みて繰り返さないものだと私は信じたい。
そしてそれは全ての人にも同様であり、自らの安易な行動が自然を破壊するかも知れないと言うこと、まずはそれを考えることから全ては始まるのではないでしょうか。
先の記事の温暖化対策ではありませんが、自然へのアプローチを始めるリミットもまたラストチャンスとなりつつあるような気がします。