福島で上海ガニの養殖に成功
福島・いわきから 上海ガニ 養殖に成功(YOMIURI ONLINE 旅ゅーん 国内 Food記12/3)
福祉まで上海ガニの養殖に成功したそうです。
今回成功したのは休耕田で自然に近い状態で育てる「粗放養殖」というものだそうで、上海ガニの特定外来生物指定後も環境省の許可を得て養殖法を模索し、それが実った形らしい。
素晴らしいと思います、上海ガニは有望な養殖対象でしたからね。
しかし外来生物法の特定外来生物指定によって様々な規制を受けることとなり、そんな状況下でも養殖成功にまでこぎつけたのは素晴らしいの一言。
でもきっと出荷するとなっても、生体のままでの出荷は難しいんでしょうね。ウチダザリガニみたいにね。
ただカニだから茹でるなりして冷凍でもいいのかな、とか思ったりもしないでもない。
あといろんな意味で、特定外来生物について正しい知識を関係者の全てが知った上で実感し、責任をもって行動することが大事だと思いました。
はい、こっからちょっと脱線。
最後に正しい知識云々と言ったのはですね、ワサワサブログに「子供がカダヤシを捕まえてきたので繁殖法を教えて下さい」という問題コメントがあったことを思い出したから。しかも特定外来生物指定後の今夏のことで外来生物法も知らないわけでもないらしい。
特定外来生物だと知った上でこのような問題コメントをするような人がおることで、マジメに責任をもって飼育している人まで同じ目で見られるかも知れんので本当に迷惑なんですよ。
んでそういう人は、どんな言い訳をしようとも無責任に飼育していることにかわりはないんです。
「子供が飼いたいというから」なんて言っても、その子供の行動への責任は親がしっかりと取るべきなんです。無許可飼育がバレたらどうどうと警察に捕まる覚悟でね。
それができないぐらいなら最初から「これは飼ってはいけない生き物」としっかりと説明すべき、それすらできないなら一切何も飼うべきじゃない。
生き物を飼育するということはそのようなことなんですよ。
それはある意味それは業者にも言え、本来であれば法を順守してそれなりの対応をすべきなんです。対応策をするなり、申請もするなり、あるいは殺処分とかね。
しかし実際には問題や不都合があれば逃がすような卑劣な業者もおったりするわけでして、今回のようにマジメに真摯に取り組んできた事例は本当に素晴らしいものだったりするわけです。まぁ当たり前のことなんですけどね。
ということで、特定外来生物を無許可飼育している人は、どうか正しい対応をして欲しいと思います。
「かわいそう」などという人もおりますが、その「かわいそう」の結果に法で縛るほどの事態になったのだと全ての人に理解して欲しいですな。