堆肥作りと利用は別の意味で大事よね
日本一健康な土づくり ミニトマトで有効性(デーリー東北9/12)
「日本一健康な土づくり運動」推進三八地方本部が、堆肥利用を実践している施設や畑を見学し、比較実験などの確認をしたとかいう記事がリンク先に載ってはる。
なんかミニトマトは堆肥に相性が良かったが、逆に水稲では効果が良くなかったらしい。
農家としては経済性とか効果とかは気になるところよね。
ただね、堆肥作りとその利用ってのは、別の意味でとても大事よね。
なんていうのかな…堆肥作りって家庭料理みたいなもんなのよ。
お外に出ればマクドで100円でチーズバーガーが買える。その方が安くて楽だから家でわざわざ作るより良い。
まぁそういう見方もあるけれど、でも実家からワンサカ野菜とかなんとか送られてきている。そのまま放置していても腐ってしまう。
そんな状態に堆肥作りって似ていると思うんだ。
堆肥の元、まぁこのリンク先記事では家畜の糞がメインになるのだろうが、それをただ放置していればただの廃棄物なわけです。
でもそれを発酵させると植物の肥料になるわけで、しかも量は減るわ臭いも減るわで場所とかの問題も解決できたりもするわけで、それを再度畑などで利用すればいろんな意味での活用ができるわけです。
でもそれを簡単という理由で化成肥料ばかり使えば、変にアンバランスに富栄養化しているのよ。
ある意味ではCO2問題も似たような部分がある。
1年に地球上で生産できるエネルギーではなく、地球内部に溜まっている化石エネルギーを使うことで空気が変に富栄養化している状態、と言うこともできるわけよね。
もっと言うなら、親の残した財産を食いつぶすだけでの会社経営をがんばらない2代目社長のようなもので、そこは楽しちゃダメだろと思うわけです。
もちろん堆肥との相性もありますし、また経済性ってのは無視できないポイントよ。
ただやはりこういう側面もあるのですから、できるだけ活用して欲しいなと思うんですなおいらは。