2006年度はauの圧勝だったらしい。

au、2006年度もダントツで純増トップ──TCA(ITmedia+Dモバイル4/6)

2006年度のケータイ契約者数がリンク先記事に載ってはる。
そうだ、いつもの みどりうか流「携帯でもPHSでも同じキャリアなら一緒にしようよ方式」で勝手に集計してみよう。

まずはauのとんでもない好調ぶりが目に付きます。
ドコモはあしぶみ状態になるも、それでもソフトバンクモバイルのよりはマシと言った程度。
ウィルコムは大幅純増(前年度比16.3%増)ペースで純増キープ、ソフトバンクモバイルはARPUを削ってまで安売りしているのに新規に結びつかずに既存ユーザーの乗り換えのみが進んでいる、という感じでしょうか。

事業者純増数累計
ドコモ携帯+147万75005262万1100
ドコモPHS-31万800045万3100
ドコモ全体+115万95005307万4200
au+461万75002731万6800
ツーカー-186万770087万1500
KDDI全体+274万98002818万8300
ウィルコム+63万5200452万7100
ソフトバンク+69万86001590万8500
アステル-2万87000
総計+524万31001億0169万8100



各社各様なのですが、ちょっとあれよね、ソフトバンクモバイルが気になる。

約70万純増で、仮のその全てがホワイトプランになったとしても(まぁ時期的にそんなはずもないのでしょうが)、230万契約は既存ユーザーが移行した形になるのよね。
まぁ確実にARPUが減るのよね、それでやっていけるのかな。

おそらくはゴールドでドーンと獲得するつもりだったんだろうけど、でもあんまりな注釈でケチがつきまくり、ホワイトを投入したはいいけれど最初のインパクトのみで移行してくる人はそれほどでもなく、気がつくと既存ユーザーばかりがプラン変更する状況に陥っていると。
ヘタすればARPUが下がるだけでなく、売上とかも下がるかも知れないぐらいの事態よね、これはきっと。

まぁこれを受けてウィルコムみたいに無駄を省いて少ないARPUでも黒字に転じるようなことをすればいいのでしょうが、しかしそうする為には今のようなとんでもない宣伝費は掛けられなくなり、そうすると今度は加入者数を稼げるかが怪しくなるという悪循環に陥っているような感もあるのだが、どうなんだべね。

まぁMNPでの狩り場とならなかっただけヨシと思えなくもないのですが…
個人的にソフトバンクモバイルの社長さんとその方針がとんでもなく嫌いなんですが、かと言って無くなられても困るのよね。とにかくユーザーが迷惑を被る事態だけは避けて欲しい。
まぁ無くなることはないとしても、経営権が移るとかが無いとも限らんし、でもそうするとユーザーに迷惑が掛かる可能性も否定はできないし、でもだからとARPUを上げるようなことすれば純増続かないだろうし、でも今のまま売上下がるようなことをしていても…
いろんな不安を感じずにはいられないソフトバンクモバイルの数字ですな。

ウィルコムは随分がんばったというか、けっこう安定しているよね。
下手すりゃ2006年度はもっと減速するかと思っていたが、蓋を開けたら2005年度に近い数字で踏み止まることが出来た。
多くの解約者もあるという話も聞いてはいるのですが、試して実際にその良さを実感した人の口コミで広がっているのかな、という感じでしょうか。
まだまだ見直すべき部分はあるウィルコムですが、とりあえず改悪だけはしないようにして欲しいなと思っております。

それにしてもKDDI強いのう。
auの純増数はもちろんだが、数字から類推するにツーカーからの移行がかなりスムーズに行っているように思われます。
ある意味3Gで一番成功していると言ってもいいau、この好調が今年度も続くのでしょうか…というか続かない理由がちょっと見当たらないので、今年度も強いんでしょうねauはきっと。

ドコモは純増数はそこそこだけれども、ソフトバンクモバイルに負けないだけでも良いのかもね。
なんていっても契約者数が違う、これだけの契約者をキープできるだけでも売上はガッパガッパ入るだろうしね。
おまけにARPUも高そうだし、急務の部分だけは改善し、後はユーザーが逃げない程度にのらりくらりとやっていく、という意味ではうまいこといった2006年なのかも知れません。

まぁ何にしても、今年もどうなることやらね。
とりあえず各キャリア、障害だけは勘弁して欲しいです。

1件のコメント

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