むつ市が北限のサル保護地域縮小を要望

サル保護地域縮小を要望/むつ市(Web東奥10/25)

国の天然記念物に指定されている北限のサルこと下北半島のニホンザルですが、むつ市とむつ市教育委員会は文化庁に対し保護地域指定の範囲縮小や、国による下北半島のサル一斉調査実施を要望したんだそうな。

平たく言うとあれよね、
「下北半島のニホンザルはすごい北にいてこりゃ珍しい!よし天然記念物にしよう!!」と決めたはいいが、近頃ではサルが周辺住民に被害を及ぼし困っており、しかし天然記念物だから簡単に駆除もできずに困っている、っていうことでの保護地域縮小要望です。

これまで何度かむつ市では頭数制限と個体指定をした上で捕獲駆除は行ってきましたが、実際には前もっていろいろ面倒な手続きを踏まねばならず、その間にも被害は続いているという現実があります。
保護地域が縮小され人間の住む地域での対応が迅速になるならば、それは願ってもないということよね。
そういう意味で注目の要望ですな。

あと余談ですが、むつ市では駆除の度に全国からの苦情や脅しがきて大変だったりもしているそうな。
でも現地の苦悩を知らずに「殺すのはかわいそう」ばかりで文句を言ってはダメ、クマもそうだけど、襲われてなおホオズリするぐらいの気持ちがないならば現地の人を軽視した迂闊な言葉は吐かないで欲しいと思ったりします。

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