【再追記アリ】あら、これもなかなか悪くない記事…とは言えないな今回は。+ウソばっかりね。
携帯電話からPHSへ(3)(ライブドアPJニュース10/25)
以前紹介したヤツの続編です。ざっと勝手に言っちゃうと、
PHSの問題点は通話エリア、それが理由でPHSは携帯に勝てずにいた。でもそれはもう昔のこと。
1997年当時の人口カバー率は85%程度、今や99%と、人口カバー率はひけをとらない。かつて移動に弱いといわれていたが、基地局が増えアンテナ間の隙間の減少で大幅に改善。またPHSは山間部にも弱いと言われ、事実山間部に近づくにつれ電波が弱くなっていく。
これまでPHSの通話エリアは他キャリアと比べ狭かった。だがある山間部のサービスエリアではソフトバンク端末の電波がかなり弱い状態だったのに、PHSは電波の表示が5本立っていた。
広い範囲でサービスを利用でき、移動中も途切れない。サービスエリアでも携帯電話と互角に勝負できるほどPHSは成長してきている。
みたいなこと書いてはる。
まぁ悪くない…と言いたかったが、今回はちょっち悪いとしか言えない気がする。
とりあえずエリア展開はまぁその通りPHSはマイクロセルだからマクロセルの携帯のようにバンバンエリア広げるってのは難しいし時間が掛かる。また使える人を増やすには人口密度が多い地域から攻めるのも常套手段、というかこれは携帯も同じ。
何はともあれウィルコムはエリアを人口カバー率(つまり市町村の役場で繋がったらその市町村の人口全てカバーできた、と言ってしまう携帯キャリアが大得意なヤツ)で99%、やっとこさ数値上では携帯に追いついたと、まぁそこはその通り。
ただ昔のPHSが切れやすいってのは、別にアンテナ同士が離れていて、その間にエリア外が存在する、とかいうことではないべ。
あれはむしろ、当時のPHSが基地局変わる時に次のアンテナをスムーズに見つけられなかったり、移行する時に空白の時間が存在したり、また単純にアンテナ技術がまだまだで電波上手くつかめなかったりとかそういう部分が理由だべ。
そこいらは辺に書かれると「PHSってアンテナの間だとエリア外があるの!?」とか思われそうでイヤンな感じ。
あとソフトバンクが厳しくてウィルコムが使えました、ってのは、サービスエリアが広いことは別問題。
FOMAが使えないけれどウィルコムはOKなエリアとか、auが使えないけれどドコモなら大丈夫なエリアとか、そういうのは当然あるわけです。いろんな理由で。
だから引き合いに出すのはどうかな…
まぁ好意的に書こうとしているのかも知れないが、事実と違うことだけは書かないで欲しいと思う。
以前変なPJがろくに調べもしないで妄想気味なことを書きまくって指摘されて記事削除されたりしていたが、そうならないようにちゃんと調べてから書くことをお奨めしたいです。
◆2006/10/26追記◆
携帯電話からPHSへ(4)(ライブドアPJニュース10/26)
続編と言うかシリーズ最終回がUPされていました。
結論からいうと、下の下です。
ウソが記述されていますがな(=ω=;;;;;;;;;
いつウィルコムPHSが『ネットワーク構成などの技術的な問題が関係しているらしく、当面参加は難しい』と発言したのだろう。
MNPについては話合いが始まった当初、ケータイグループ各社からは代表1社しか会議に参加できず、その後ウィルコムはKDDI傘下から離脱したがその後の会議に参加させてもらえなくて今回のMNPに参加できなかったのよね。
またたしかにウィルコムは「070なら定額」みたいにMNPと背を向けたかの様な宣伝していますが、いろんな折にウィルコムの偉い人なんかは「参加が認められるなら」とか言っているぐらいで、別に技術的に足らないとかではないのよね。
あと端末についての記述もどうかと思う。
たしかに端末数の充実は課題よ、そこはもうこれからがんばってもらいたいところではある。
でもね、出ている音声端末の約半分は折りたたみなのよ。で、一番売れているのはやはり折りたたみのWX300Kなわけですよ。ハッキリ言えば、WX300Kの台数に比べればW-ZERO3シリーズなんて売れてない部類なわけです…というかWX300Kだけが売れすぎなんどもね。
まるでウィルコムがスマートフォン(W-ZERO3)しか出していないかの様な妄想はやめて欲しいです。ちなみに女性にはWX310SAの白がよく売れています、ちょっと調べればゴロゴロそんな話は出てくるのにのう。
あとエリアについては、前回とまったく主旨が違うではないですか。
シリーズ投稿しているのに論旨に一貫性すらもたせられない、ってのは、いくらPJ=読者記者であるにしてもお粗末過ぎて話にならないのでは?
ついでに言えば、ホントに田舎の山の中はウィルコムだけでなくドコモもauもソフトバンクも通じないんです!青森県の山の深さをなめちゃいかん!! と軽い田舎自慢(?)もしてみよう。
まぁあれよね、シリーズの(1)(2)はずいぶんマトモに思いましたが、結局は「携帯はPHSより優れている」「PHSは技術的に劣っている」みたいなことで終わった辺りには、所詮PJレベルでしかないと見下げはてるばかりです。
唯一のすくいはダブルホルダーで持とうというようなことを言っているところ、まぁ理由は違うがとりあえずダブルホルダーで試すのが良いとウィルコムユーザーなら思うところです。
でもあれだよね、この前のHIVに関するPJの記事は悪くなかったのよね。
てことはやはり記者のレベルの問題なのかも知れませんな。
まぁ何にしても、流行で扱うこと自体はかまわん。
ただ事実を捻じ曲げたようなことを書くのは信用失うだけだと、問題のあるPJには知りおいてもらいたいと思います。
◆2006/10/30追記◆
記事を書いたPJから(4)について送った苦情メールの返信が届きました。
以前あるPJ記事に事実と違うことが書いてあった時にはライブドア本体がメールして謝罪してきたのを記憶していますが、今回はどういう経緯かはわかりませんが本人がメールしてきたようで驚きです…これはソフトバンクモバイル端末から送ってきたのかな?ヤフーメールのアドレスだが最後に「SOFTBANK MOBILE」と書いてある…PJだからってライブドアアドレスで送ってくるわけではないのね、当たり前なのかも知れないが。
内容をかなり簡潔に大胆に要約させてもらうと、
MNPへの不参加の件は総務省ページに技術的な問題について言及されており、りうか様のご指摘のような問題があったのかも知れませんが、信頼できる資料を基にせねばならず、総務省の発表を読んでいる方に信頼していただけると考え記事にしました。
また端末についてはウィルコムがスマートフォンしか出していないといったことは一切書いておりません。
以上、りうか様のご指摘のような事実と違う点は無いと考えてます。
みたいな感じ。
まぁ実際のメールを見てみると、どうにも話をまともに聞いてもらえてない気がした。
とりあえず総務省云々はMNPに関するページについて言っているのかと思われます(コレ)。
あの説明ならおらも何度も見たが、正直あれで納得は出来ない内容だった。
おらから見ればあれは「携帯とは技術的な異なる改修が必要であり、PHSの事業者のことを考えて今回は見送ります」とは書いているものの、実際には論議の外に押しやられた結果後付けされた理由にしか思えません。
またウィルコム前社長が折りにつけ「MNPの論議に加えてもらえるならば云々」と言っていたことは周知の事実であり、それを知らずに「総務省だから正しい」みたいなことを言われても困った感じです。
まぁ総務省の発表を鵜呑みにするのが悪いとは言わないが、既に長い間言われてきている話をウソみたいに言われてもね…というのがおらの本音。
あと端末ラインナップについて、分相応ってのがあるんすよ。
今のウィルコムが無駄に1シーズンに14機種もラインナップしたら潰れます、ほとんどの端末が採算割れです。
元々のウィルコムの新機種開発スパンを知らないで携帯の常識を押し付けても、端から論点がズレているわけです。その論議はせめて1000万弱契約に至ってからにして欲しい、正直400万ユーザーの中でデータ通信端末ユーザーもかなりおるはんで、携帯電話とは事情が違うんすよね。
加えてW-ZERO3はW-SIM端末、通常のアンテナが内蔵されているケータイ端末とはまずコンセプトが違っていたりする。
それと通常端末のハード的なスペックだけで「魅力ない」と吐き捨て、ウィルコムだからできることすら紹介しないのは偏った意見に思える。
その辺りを理解しないで書いているようにしかおらには見えないということをおらは言っていたのだが、そこいらはノータッチなようで残念です。
まぁこういうのもあってあちこちでPJへの不満が噴出しているんでしょうが、出だしの記事が2つが悪くなかっただけに一貫性がないなと思わずにはいられない、という感じを憶えずにはいられません。
そしてとても長くなったのが申しわけなくてたまりませんm(__)m
▼参考リンク▼
ほう、これはなかなか悪くない記事かも。(みどりうかブログ10/14)
ウィルコムが話題になるのはうれしいけれど…(みどりうかブログ05/04/19)
ウィルコムがモバイルナンバーポータビリティに参加しない理由(みどウィル支9/13)
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昔のPHSが切れやすいってのは基地局を1つしか捕まえられず、更に基地局を動的に切り替える機能が備わっていなかっただけ。
事実と違うことだけは書かないで欲しいと思う。
ちゃんと調べてから書くことをお奨めしたいです。
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地上局が存在しない、意図的に電波の到達距離を短くした、エリア的な話とは違うが同一周波数帯を使う違法無線局または電波発生装置が存在する以外の理由が思いつきません。
これ以外の「いろんな理由」を、教えていただきたきたいのですが
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当初はツインウェーブがなかったり、アンテナ切替時の空白の時間が大きかったので繋がらないというイメージが定着したということを言ってるってわからないかな?
そこいら辺をまず理解しましょう。
むしろそういうことを書いているリンク先記事に行って抗議してくだされ、本旨が違えてます。
あと同一人物なのかな、「いろんな理由」についてもお答えします。
簡単に言えば、電磁波は状況によって届かない場合があるからです。
ご存知かも知れませんが、電磁波は周波数によっても性質が変わってきます。movaなどで使われる800MHz帯では電磁波が回り込みしやすく、アンテナとの直線距離上にビルがあったりしてもその陰などへ電磁波が回り込みやすいんです。また800MHz帯はビル内へ電磁波が透過しやすい、だからビルの中などでも使いやすかった。
しかしPHSの1.9Ghz帯、FOMAなどの2Ghz帯では回り込みがしにくく建物内への透過もし辛い、だからビルの中でFOMAが使えない場合が少なくないのはこういう理由があるから。
でね、これだけならまぁいいんすよ。
問題は、ウィルコムPHSがマイクロセル電磁波制御技術等を実装しているアンテナなのに、携帯はマクロセルで電磁波の自動制御ができないという点です。
マクロセルだと、広範囲にカバーできる反面、アンテナから遠い地域では局所的な電磁波が弱いスポットが生じた時に、簡単にアンテナ立てるというわけにはいかないんです。これは隣のアンテナと同じ周波数を使えないためで、携帯はそれをあらかじめ割り当てた範囲で使っているから、というのが原因。
しかしウィルコムPHSのアンテナは、周辺のアンテナの状況によって自動的に周波数割り当てをできるんですよ。だから比較的簡単に弱電波地域の補完ができると。
またウィルコムのアンテナはアダプティブアレイ技術が使われていて、PHS端末との通信を安定させる技術が導入されているわけです。
その辺りの技術が携帯ではまだまだ導入されていないことが多く、結果エリア外になる穴を塞ぐ作業効率やアンテナ技術の関係でウィルコムPHSは使えるけれども携帯はなかなか対応できない、という地域もあるわけです。
また同様に理由で、地下やビル内にウィルコム基地局は簡単に設置できますが、携帯基地局はいろんな調整が合って簡単にできない、という理由もあります。
つまり何が言いたいかというと、一般に言われている「PHSは携帯よりエリアが狭い」ということは否定しないが、しかしそれが全てのエリアでそうだとは限らず、状況によってはウィルコムだろうとドコモだろうとauだろうと繋がることもあれば繋がらない事もある、その認識は必要だということね。でなければ店頭でエリア確認用端末を貸し出したりはしませんので。
あと余談もかなり混じりますが、
都市部では他キャリアがエリアのところには積極的にアンテナを立て、多くのユーザーを取り合うという現象が一般的です。まぁでないとね、儲からないし。
でも地方の山間部などでは逆の場合もあり、他キャリアがエリア外のところにアンテナを立てて新規ユーザーを獲得する、という戦略もとられています。つまり少ないユーザーを取り合うよりも、まだケータイもってない地域の人を新規に囲い込む方が効率的、という考え。
この考えの元に山間部では、各キャリアがボチボチとそれぞれの隙間を埋めるようなアンテナの立て方をする場合もあります。
だからリンク先記事の下の方はもしかしたら、本来ソフトバンクのエリア外でかろうじて電波届く辺りにウィルコムが目をつけて、とりあえずそこ抑えとけとアンテナ立てた可能性もあります。
まぁウィルコムPHSのアンテナは安いのでね(10~100万とか言われているかな、携帯はその10~100倍)、そういうスポット的エリア化もできるというわけです。
ということを書くと長くてめんどかったので省略したわけです。
しかしコメントに書いてしまったので同じだったりします。
まぁあれだ、ここいらの話はググれば簡単に出てくることなので、まずは調べてみることをお奨めします。