岩国市でアリゲーターガー捕獲

錦帯橋近くの池にアリゲーターガー 岩国市が捕獲大作戦(asahi.com社会10/2)

山口県岩国市の吉香公園内の池でアリゲーターガーが見つかったそうな。
住民からの通報で5月には生息が確認されていた個体だそうで、市が2時間半がかりで捕獲したそうな。
捕獲された個体は全長110cmで重量9kg、明らかに持て余しての密放流だと思われます。

頭部の風貌がワニに似ている為に危険生物のような報道だけがされがちなアリゲーターガーですが、アリゲーターガー自身もまた被害者でしかありません。
加害者はまぎれもなく無責任に飼育し無責任に飼育放棄した飼育者です。
もう何度も同様の密放流をみどりうかブログではお伝えしていますが、飼育者の中にこのような低俗な行為をする輩がおる事が恥ずかしくてなりません。

もとよりアリゲーターガーなどは大きくなる事がわかりきっている魚種です。
リンク先記事の3mってのは最大級であって飼育かではなかなかそこまで成長しないとしても、とりあえず1~1.5mぐらいになることは覚悟が必要なはず。
そのことをふまえて今回発見されたサイズか考えると、元より考えて飼育していれば当然対応可能なサイズであり、仮にその環境を用意出来ない場合には最初から飼育してはいけない、もしくは飼いきれない場合には責任を持って引き取り手を探すべき個体です。

今は簡単に生き物が買える時代です。
ですが無責任に購入飼育し密放流を続ける人がいるならば、そのツケは確実に人間に回ってくるはずです。

いやしくも飼育者であるならば、その生き物の最後まで責任を持って飼育する終生飼育をするべきであると、多くの人に知って欲しいと思っています。

▼参考リンク▼
密放流について考える会
飼育者に必要な3つのこと(みどりうかブログ9/23)

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