EM菌入りの泥ダンゴを1000個投入

EM菌で水を浄化/ライオン岩公園(Web東奥6/10)

中泊町の小泊下前の「ライオン岩公園」親水池、その水ををキレイにするためにEM菌入りの泥ダンゴ1000個を投げいれたそうな。
簡単に言うと、人に有益な微生物を含んだ泥ダンゴを投げ込み水系の微生物環境を好ましい方向に導こう、という方策ね。

元々ヘドロは、養分タップリで酸素が足らんとできてまう。
アクアリウムなんかでも魚に餌たっぷりあげて底床(底に敷く砂利)掃除をサボっていると、底床の中に溜まった餌などが酸素を好まない微生物により分解され、ヘドロがどんどん溜まっていくことがある。それが限界を超えると水槽崩壊とかも起こる。
ドブとか池の底なんかもそういうことが起こりやすいのよね。
そんな水系に有益な微生物をいっぱい入れればヘドロを作らない形で分解が進む、ってな寸法です。

ただこの親水池についてはどうだろう、とおらは思う。
この親水池は海岸を利用したものらしいのですが、海の水系はどっちかというと塩の満ち引きによって海岸の清掃や酸素補給などが行われる、というけっこうでっかいサイクルでのろ過が働いているものなのです。
だから海岸線などにヘドロがある場合、そこに流れ出る排水に問題があるか、あるいは流水的に何らかの無理があるかを疑うべきであろう。

この親水池の詳しい状況がわからないのですが、この場合はたぶん後者かなと思う部分が多々ある。
もしそうならば、EM菌などのバクテリアの助けを借りる以前に、何らかの不備がないかということを自然や水のろ過に関する専門家によく相談してみる必要があるのではないかと思う。

見た目がよいだけの水系はパッと見は良くても、そこにある水にとっては良くないこともあるのですから。

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