作業員被ばくに対する原燃と反核燃団体の主張

作業員被ばくで原燃と反核燃団体に意識の差(デーリー東北5/28)

どういう内容かはリンク先記事を見てもらうとして、

とりあえず今回の被ばくが作業員の健康に影響を与えるかどうか、
原燃側の発表のレベルであれば問題ないレベルだと思う。仮に肺に入ったとしても、と被ばく量から推測すれば深刻な影響は発生しないのでは? とおらは思っています。
そういう意味では、今回の発表の「被ばくレベル」に限って言えば原燃側は間違ってはいないでしょう。

ただここで勘違いしないで欲しいのは、今回被ばくレベルが軽微だったからといって、今後もその程度のレベルで済む保障は何処にもないということ。
そして、こんなにも簡単に被ばくするような作業を原燃が作業員にさせている、ということです。

言い換えるならば、今回の被ばくの原因となった作業方法、それを改めねば今後も作業員の被ばくは無くならないだろうということであり、そしてその被ばくが今回のレベルで済むという保障もないわけです。
なんせ原因不明の事故やトラブルが頻発していますから。
そういう意味では、今回の発表の「被ばく」が暗に訴えかけていることは、反核燃団体の言う通りのものであるとも言えるのです。

そういえば『六ヶ所村ラプソディー』~オフィシャルブログさんに興味深いことが載っていました。
再処理工場で内部被曝事故(『六ヶ所村ラプソディー』~オフィシャルブログ5/26)
↑今回の事故の起きた場所は60年前と同じ様な作業をしているらしく、また事故が多い部署であるとアメリカの原子力関係の人が言っていたそうです。
まぁありがちなことですね、原子力関係のことは新しく見せているだけで、実際には旧来のノウハウを再考もせずに繰り返しているだけの部分は多いようなので。

あまり比較に上げたくない事象ではありますが…チェルノブイリの事故の時にも作業員達は真実を知らされずに放射能まみれになりながら作業をさせられました。
今回の被ばく事故とその対応等を見て、自分の上司が信用に足る存在か、そして自分を守るような作業方法であるのか、その辺りを作業員は今どう思っているのでしょうか。
そのことが私の一番知りたいことです。

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