徳島市はカダヤシをどうするのだろう
2006年5月21日
外来淡水魚4千匹どうする 蚊の駆除用、放流できず(Web東奥5/21)
以前にも取り上げた徳島市のカダヤシについての話、前回は読売のサイトで取り上げられ、今回はWeb東奥というか共同通信で取り上げられたということですな。
リンク先では徳島市が困っているという感じで書かれていましたが、ハッキリ言ってやるべきことはわかりきっています。
飼うなら申請する、申請しないなら飼わない。
たしか申請している状態なら許可が正式に下りていなくても不問に近い感じで扱われる、と申請して待ちぼうけしている人が環境省だかにそう言われたとネットに書いてあるのを見た記憶があります。
申請が間に合わないならいざ知らず、その申請受け取って許可下ろせないでいるのであれば許可を下ろす側の問題であり、その辺りに過敏になる必要はないと思う。
だから飼う気があれば申請する、屋内で排水口が近くになく自然界に流出しない場所に設置した大型水槽でもあれば、そんなに申請は難しくないと思うし…4000匹なら無理すれば120cm水槽で、できれば180cm以上の水槽で飼育できるべ。まぁ除去に数抑えて1000匹ぐらいを市の歴史として責任もって飼育して欲しいところですな。
もし飼育できないのであれば、殺処分にするしかありません。
心を鬼にして土に埋めるか、焼却するか、あるいは大型肉食魚の餌にするか、です。
残酷なようですが、命に責任をもって飼育している本当の意味でのアクアリストならやっている行為です。
それが生き物を飼うエゴに対する最低限の義務です。
徳島市はアクアリストとは違うのでしょうが、市としては市民の模範となるようにアクアリストとしての責任ももつ必要があるでしょう。
徳島市がどのような判断をするのか、これからも注目していきたいと思います。
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徳島市としては放流することのできないカダヤシを飼い続けるための維持コストと飼ってきたことでの愛着、増える可能性など色々なところで判断が揺れ動いているのでしょうね。
どちらの判断を下すとしても、とりあえず申請だけはしておいても良いようにも思います。
今日は母の13回忌に行ってきました。母がなくなった直後、落ち込んでいた自分は熱帯魚にかなり癒された(助けられた)と思います。魚などの動物を飼育することは人間のエゴですが、飼育自体は悪いことではなく、動物に対して無関心にならない人間を形成してくれるのではないかと思います。ですから、今後も魚と近くで生きていけるよう、飼育者が責任を持って飼育していくことが大事だなとフツフツ思う今日とりうかさんの記事でした。
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おら方みたいな飼育をすればコストが鬼のように少なくて済むのにね。
とまぁそこはどうでもいいとして、
生き物を飼育するって、良くも悪しくも自然を切り崩しているということなのよね。
しかも一度飼育した種は、基本的には野生に放せないのが本来の飼育生物のあるべき姿。
日本脳炎の媒介者である蚊を退治する為の生体兵器だったとは言え、現状に対する正しい選択を徳島市にもして欲しいものです。