カーボンナノチューブ量産へまた1歩前進

ナノチューブ量産法を開発 産総研、産業化に期待(Web東奥5/11)

新素材として様々な方面への応用が期待されている「カーボンナノチューブ」、その新しい量産方法を産業技術総合研究所が開発したと発表したそうな。

軌道エレベータ、というプランがある。
簡単に言うと、人工衛星を打ち上げてそこから丈夫な紐を地上に垂らし、その紐をつたって上下することでロケットよりも安全かつローコストで宇宙にいける、ってヤツね。
SF小説などで古くから取り上げられてきた軌道エレベータ、しかしながらその建設に必要な素材が発見されていないことで長らく「机上の空論」でしかないと言われてきた。
しかしアルミニウムの半分の軽さと鋼鉄の20倍の強度を併せ持つカーボンナノチューブの発見により、実際に軌道エレベータを作ろうという議論がなされている。
またその特性をいかして半導体や燃料電池の電極の材料としても研究されており、またその特殊な性質により様々な応用が期待されています。

とまぁ夢の広がる話に繋がる重要な素材なわけですが、実際のカーボンナノチューブを使った建築などのノウハウが全然足らなく、またそのノウハウ蓄積の為のカーボンナノチューブの量産体制が確立されていない部分があったりします。
その量産の為の研究がまた1歩進んだ、という意味で好きな人はヨダレを垂らすような記事なのです。
まぁ一般ウケはしないってわかってますけどね(=ω=A;;;

▼参考リンク▼
カーボンナノチューブ(Wikipedia日本語版)

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