意識すること
今、出来ることはなんだろうか?
それは意識することだと思う。
西日本など被災しておらず計画停電などの可能性もない地域は、普通に暮らして欲しい。普段からの節電は良いことかも知れないが、そこでの節電は東北や関東への直接の手助けにはならない。
普通の生活をした上で、出来る範囲での支援をしてもらえればと思う。多くの人がそうしてくれるなら復興への手助けとなるから。
地震や津波の被害はまぬがれたが計画停電や水の不安がある地域では、正しい情報を得る努力をして欲しい。
仕事への影響や放射能の不安は当然あるだろう。でも知らないことへの不安と、知った上での不安では、その意味が違うはずだ。無知での不安は本当に必要としている人に物資が届かない事態を発生させる。
正しい情報を見極め、知らないことへの不安を拭った上で、パニックや不安に支配されない行動が支援に繋がるから。
被災地でも被害が軽微な地域は、節約すべきものを節約しよう。
車での移動を最低限にし、電池や懐中電灯の買い占めをしなければ、それだけ被害の大きかった地域に早く物資が行き届く。これらは節約すべきものと言ってもいい。
でも長期保存可能な最低限の食料は、3日分も備蓄すれば足りるはずだ。あまりに大量に買い貯めすることは、ただただ食料を無駄にするだけに思える。
また外食を自粛するようなことは復興には繋がらない。むしろ地域経済を疲弊させ、復興を遅らせる可能性さえある。
復興支援を考えるならば、普段の生活の中で復興の一助となることは節約や我慢をすることだ。さらに支援をしたければ、外食の度に自分で幾らかを募金なりすればいい。
復興に繋がるかどうかを意識すること、それは誰にでも出来ることだ。
その上で本当に必要なものは買い、支援の妨げとなる行為は自粛し、それ以外については普通の生活をすること、それもまた『私たちに出来ること』なのだと思う。