ITmediaに0円ケータイに関する記事

“0円ケータイ”の使い方(ITmedia+Dモバイル4/11)

ITmediaに「“0円ケータイ”の使い方」という記事が載ってました。
平たく言うと、「1円ケータイや0円ケータイと言っても最新型と比べてそんなに性能悪くないんだし、お試しとして新規契約するのもいんじゃない?」という内容ね。

まぁたしかに他のキャリアを試す時に、コストを抑える方法の1つとして0円ケータイなどを選択するというのはあると思います。
ただね…今時の0円ケータイとかって料金回収とセットで契約なのが主流なのよね。

0円や1円といった格安ケータイを最初にやったのはたしかDDIポケットだったとおらは記憶しています。
その時はとにかくユーザーを増やす為の在庫処分、という意味合いが強かった気がする。つまり多くのユーザーに試してもらう為にローエンド端末を格安で提供する形をDDIポケットは取っていたわけです。

でも今の携帯キャリアの0円ケータイとかは、とんでもなく早いサイクルで新機種を出した結果、すぐに在庫が溜まる状況を回避する為に投売りしている部分が否めない、という昔とは別の事情でやっている部分がある。
結果安売りしたマイナス分を埋め合わせる為に高い通信料金を支払うことになり、さらにその代金を上乗せする為に「年間契約必須」とか「オプションプラン契約必須」とかがあるって話です。

例えばボーダフォンのサムスン製最薄ケータイ「804SS」が早くも条件付で1円でネットで販売されています。
条件は「新規契約+ハッピーボーナス(2年契約)+家族定額orラブ定額」、まぁ他にも細々ありますがメインはこの3点セットです。

これをわかりやすく読み解くと、「新規にボーダフォンにしてくれたら安くする」+「2年はボーダフォン使ってくれたら安くする」+「家族か恋人巻き込んでくれたら安くする」という思惑があるわけです。

804SS(関東甲信地区のみ)新規契約ハッピーボーナス & 「家族定額、ラブ定額のいずれか」及び...厚さがわずか14.9mmの「804SS」も1円~

ほとんどの場合、店頭での契約時にも同様のことが求められます。
言い換えるならば、日本の携帯電話は高い料金を徴収することで端末価格を安くしているという部分があり、それは端末価格が安くなればなるほど月の支払を上乗せするような形式のビジネスになっている、ということでもあります。

と、このように考えるとリンク先記事にもあるように、お試しとは言っても本当に考えた末に契約しないと月の支払で痛い目見る事もあるかも知れません。

ちなみに、
ウィルコムの端末が安くない理由は、月の料金などが本当にリーズナブルである(=つまりウィルコムは携帯キャリアほど料金をぼったくってない)から端末価格への転嫁が難しいからだったりします。

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