ATVでうっかり政見放送見ちゃった

さっきATVで青森県知事立候補者の政見放送やってるので見てみた。ってつぶやいたのだが、もっと言いたいのでここに書いてみる。

最初は宮下さん。

個人的にはさ、むつ市長の頃にはけっこう激しく暴れて物言う市長さんで(笑)、ニュースなど見ていても元気な人気者で何かやってくれるぞ感を醸し出しているように見えていたけれど、政見放送を見る限りはフツー。
まぁ4候補みんな「青森県の経済活性化」と「少子化対策」は言っていて同じっちゃ同じなんだけど、それにしても意外にも抑えた口調で内容もそれほどないような…
印象に残ったのは「国に訴えて実現」みたいなことを何度も言ってたこと。まぁね…県で出来ることもあれば国じゃなければ出来ないこともあるはんでの、そこはそうなんだろうけどさ…もうちょい具体的に県として取り組むことなどをおらは聞きたかったからちょっとガッカリかな。
逆にむつ市長時代ぐらいの激しさで来てくれたらおらもうノータイムで期日前投票に突撃して投票したかも知れないんだけどね。

次は小野寺さんか。
なんか新聞とかニュースとかの印象だと宮下さんよりだいぶおじさん感を覚えていたけれど、政見放送を見る限りではそんなに変わらんな。生え際の差はあるけれど似たような年齢に見えるだ。
言ってることは一番具体的ではあったかな。まぁいろいろ地元や国会の政治家とのツテもあって具体的に出来るであろうことを見極めやすいのかも知れないが、今回の政見放送を見る限りでは宮下さんとの差はない、なんなら小野寺さんの方が…とも感じる。
ただこれまでの県政の継続感や、国会議員を含めたいろんな政治家の応援体制を見て、とにかくそれらにアレルギーでダメって人はいそうよね。逆に言えばそれだけで宮下さんに入れる人もいそうだ。まぁ別にどういう理由で入れようが構わんのだが、でも冷静に客観的に政策も見て欲しいって個人的には思う。

個人的にいろんな意味で大注目(でも応援するとは言っていないw)楠田さんの番ね。
実を言うと、今回政見放送を見るのは狙ってではなくたまたまだったんだけど、この楠田さんが何を言うかを聞きたくて全部見ることにしたんだ、チャンネル変えないで。
だって「青森県で米の二期作出来る!」って言ってるんだよ。しかも津軽で出来るって言ってる。
まぁフツーに考えたら無理なんですよ。何故なら気温が低い期間が長くて降雪量も多いから。
とは言え私は(別に望んだわけではないのだが)我が道を突き進み、無換水飼育と肥料無し栽培を実践する身なわけですよ。各種農業本でジャガイモのマルチ栽培が紹介される前に自分で実験してそれを実現した過去もあるわけなんですよ。
だからもしかしたらみんなが知らないスゴイ方法があるのかも知れない!!
って期待して見ていたんだけど…うーん…二期作の話題出てこない。って言うか触れない。
青森県は過疎だの後継ぎ誰もいないだの過激なことは言うけれど、それを解決する具体案は言ってくれないし、ただただ「私に任せれば県を動かして所得増やす」だけだから、残念だけどガッカリだけでした。

最後はよこがきさん。
共産党の人らしいけど、東日本大震災直後の八戸市議会議員選挙での行動もあって共産党は嫌いだけど、別に共産党だからって毛嫌いすることはしない。
が、しかし、よくあるステレオタイプな共産党の人だなぁ、って感じた。
あれもダメ、これもダメ、何でもかんでもダメダメって言うだけで、この人には「責難は成事にあらず」って言葉を送りたいね。特に政治家はダメダメ言うだけではそれこそダメで、その解決策を示してくれないとさ、政治をするんだからパンピーみたいに文句言うだけじゃダメなのよ。まぁどこかに具体策書いてるかも知れないけれど、政見放送で言いなよ、ってね。
ちょっと気になったのは「核燃サイクルは破綻している」って部分。ある意味半分同意する。ただちょっと正確じゃないよね。
核燃サイクルは破綻しているんじゃなく、そもそも完成しきってない技術なのよ。事故やトラブルだけじゃなく、プルトニウムを含む放射性物質(こういう時には核種って言いたがるけど放射性物質だとおらは言い張る)を海洋や大気中に投棄するのが核燃料再処理工場の現状。だって全ての放射性物質を捕まえきれないんだからね。
しかもトリチウム海洋投棄でいろいろ言われている福島のやつと違ってさ、六ヶ所再処理工場では直接使用済み核燃料を粉砕とかなんとかしたヤツの成れの果てだから、六ヶ所の方がよっぽどいろんなものを垂れ流すのよ。
それに比べると福島の方はほぼだいぶトリチウムだから(まぁ他のもゼロではないんでしょうが)、六ヶ所に比べるとだいぶマシよね。
ただ残念、話を聞いてると結局ダメダメ言いたいだけに思えた。残念。

政見放送で4人の青森県知事選挙立候補者の話を聞いたけど、申し訳ないが楠田さんとよこがきさんは論外よね。なんか木を見て森を見ず、しかも見ている気は自分の家の中で育てている観葉植物、ぐらいの感じがする。

宮下さんと小野寺さんについては、ドッコイ。
新しいモノを応援したいおいらとしては宮下さんに少し気が向いていたんだけど、基本「マジョリティきらいー」って思うっている私だから、宮下さんが人気出て応援する人が目立っている現状では「あ…キモチワル」って失礼ながら思っていたりもします。
家と言って小野寺さんは…まぁ今回の政見放送見てだいぶ悪くないとは思ったんだけど…それこそマジョリティの理論で中央からの国会議員応援とか、地元の議員の猛プッシュとか見ると「あ…キモチワル」ってこれも思っちゃうのよね。

ピンポイントだけで言えば論外宣言した2人の方に目が止まる部分もあるんだけど、とは言え正気とは思えない部分もその2人にはあるわけで、結局宮下さんと小野寺さんの一騎打ちよねー、っていう当たり前の答えに帰結するのがちょっと残念でした。

あとどうでもいいことなんだけど、手話通訳って立候補者の個人負担でもあるの?
楠田さんだけ手話通訳いなかったようだけど、県知事選挙でいろんな人に投票してもらうためにも全員に手話通訳付けて欲しかったな、って思ったよ。

コメントを残す

%d