大手スマホユーザー、音声定額なのに1000円分相当しか通話していないっぽい

MVNOスマホの平均利用料、フィーチャーフォン平均より安い結果に – ケータイ Watch

リンク先記事で、大手キャリアのフィーチャーフォン、スマートフォン、MVNO通話なし、MVNO通話ありの料金やらサービスやらについてのアンケート結果を書いてはる。
なんでも、月のケータイ代はフィーチャーフォンが税抜3260円、大手スマホ6283円、MVNO通話なし1522円、MVNO通話あり2072円だったんだと。
んで1週間の通話時間、フィーチャーフォンが19.9分、大手スマホ23.5分、MVNO5.9分。
大手スマホのデータ通信量は1GB以下19.6%、2GB以下21.4%、3GB以下13.3%、1GB~3GBだけで約54%(ただし60%の人が自身のデータ使用量を把握していない模様)。
MVNOでは3GB以下63.1%。
またリンク先のさらに情報元の方では、1日の利用時間も掲載。フィーチャーフォン67.8分、大手179.2分、MVNO155.2分。
んでもって「ユーザーは自分の利用状況やライフスタイルに関心をもつことが大事だもん」って言ってはる。

これっておもしろいモノを内包しているよね。
通話時間、これ面白い。大手スマホ>フィーチャーフォン>MVNOの順なのよね、通話時間の長さが。
大手スマホの場合は明らかに音声定額の影響と思われるんですが、それにしても音声定額にしているのにたった23.5分ですよ。昔のフィーチャーフォンのプランのSSで十分って話ですよ。
これはつまり何を意味するかって、大手キャリアは基軸をスマホに移行する際に実情をごまかし、上手いことユーザーを騙せたなってこと。

昔のプランと今のプランって、間逆なのよね。
何が間逆かって言うと、昔は音声は無料通話分付きの従量制だけとパケット(データ通信)は完全定額制で上限なし、今はオンセは定額だけれどもデータは通信量上限ありの従量制(つまりもっと使いたければ追加購入)。ほら、逆じゃん。
しかもそれは「通話はどうせしないだろう」というキャリアの思惑通りになっているのに、月に2700円なり1700円なり徴収できるってことでもあってね。月1000円程度のSSよりも大幅増収ね。
そしてデータ量も高くして合計6000円超、ってボロ儲け。
そんなキャリアの笑い声が聞こえてくるようなユーザー動向を通話時間が示してくれているわけです。

まぁこれはね、無駄に速度に過敏に反応するユーザーにも言えることですが、サービスって自分の求める分だけあればいいのよ。
別に速度が50Mbpsとか出なくてもさ、1Mbpsも出れば動画は見れるし、画質に拘らねば300kbspだってyoutubeの最低品質は見れるよ。
音声だって使わないのに定額にしても意味ないでしょ。
でも大手キャリアで問題なのは、音声定額必須のプランしか用意してないことよね。しかもデータ必須。んで結局最低5000円確定、「でももし長電話になると大変ですよ?」って言って6500円確定。
そういう選択肢の少なさが通話時間から見えてきた、ある意味興味深い記事でした。

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