数値は数値、それを活かすも殺すも正しい知識と認識次第
リンク先に放射線測定ができるソフトバンク「PANTONE 5 107SH」のインタビュー記事が載ってはる。
なんでも校正の必要が少ない「半導体方式」を採用しているそうで、精度は劣るがそのまま使い続けても問題なし(おそらくは買い替えサイクル考慮で数年は平気って感じ?)だそうです。
んで開発にはシャープのセンシングを活かしているらしく、イオン濃度に対するセンシング技術とテレビ用で培ったチューナー技術で作ったらしいです。
んでその半導体は2つ搭載で0.05~20μSV/hまで測定可能。一般人が日常生活レベルで使えるぐらいの仕様で、測定できるのは累積の放射線量ではなくその場の空間放射線量(ガンマ線)だそうな。
んでこの製品に関して放射線による風評被害を懸念する声もあるそうだが、そこはどういった性能のモジュールでどう使えばいいのかなどを多くの人に知って欲しい感じだとかなんとか。
ケータイに放射線測定機能が必須かといえば必須ではない。
でも安価に入手する手段としては、ケータイに内蔵してしまえば支払いが割賦になることも含めて多くの人が入手しやすいわけで、選択肢としては悪くない。
ただ問題はやはり、数値は数値でしか無く、それを理解し機器を活用するには正しい知識が必要ということだ。
ある意味、放射線が云々言ってガレキ受け入れを拒否している人とかと同じですよ。
まぁハッキリ言えば、この地球上のどこにおいても人口の放射能が全く存在しない場所はないと言ってもいい。
何故なら過去の核実験等で大気中にプルトニウムを始め多くの放射性物質がばら撒かれ地球上のどこにでも降り注いでおるから。
まぁ長期的な観測が出来るのであれば、もしかしたら微量の放射能でも人体に影響が出るかも知れないよね。もはや比較対象(放射能汚染されていない地球)がないのである意味では調べようがないとも思えるが、たしかに可能性はある。
ただね、不安だけで理性を捨てるならば、それは人としての行動ではなく、ただの畜生でしかないですよ。
八戸でもよく調べれば福島の事故由来の放射能が到達した場所もあります。まぁ福島~八戸なんて福島~東京よりも遠いので、本当に不安な人は東北・北陸・関東に一切の製品を購入しなければいいと思います。そんな人は観光にも来なくていいと思います。東北を見捨てて下さい。
でもそうでなければ、何でもかんでも反射的に「信じられない」で済ませず、理知的に判断して欲しい。
そも信じられないのは国や東京電力であって、東北の人じゃないでしょう?
なのになんで東北の人や自治体が「お願いします」と頭を下げているのに対して「信じられない」と、感情論で一緒くたにして受け入れ拒否とか吐き出すのでしょうかね。
ハッキリ言いますが、そういう人はこういった製品を入手しても、過度に反応して何でもかんでも「ほら放射能がゼロじゃないからダメだ!」って言うと思います。
しかし地球上放射能が存在しない地域なんてあるわけがなく、あくまでその数値がどのような意味をもっているかで判断しなくてはならないわけですよ。
まぁそういう意味では、面白い製品なのだと思います。
ある意味、日本人が感情論しか出来ないサルなのか、感情を受け止めた上で理知的な行動が出来るヒトなのかを判断する試金石なのかも知れませんな。
▼参考リンク▼
ソフトバンクの「107SH」、放射線測定アプリを改善(ケータイWatch7/17)
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何か読んでて、
腹立たしいというか、
泣けてくるというか、
なさけないというか、
となりました。
どーなってんだ、今の日本(ノД`)