3月のケータイ純増数、ウィルコム大幅純増などなど

事業者純増数累計
NTTドコモ+25万27006012万9500
au+43万73003510万9100
ソフトバンク+60万30002894万9000
ウィルコム+13万1500455万6400
イー・モバイル+9万3000380万0000
UQ+21万4800226万5700
WCP+3万07003万0700
総計+176万30001億3484万0400
CORE 3G(D)-0↓12万2100?↓
CORE 3G(S)+14400?12万5200
CORE 3G計-7480012万5200
3月の携帯・PHS事業者別契約数(電気通信事業者協会)
ムーバ終了、ソフトバンクは過去最高の純増数――3月の契約数(ケータイWatch4/6)
携帯3社で純増130万を記録した春商戦 ウィルコムも過去最高値を更新――2012年3月契約数(ITmedia プロフェッショナル モバイル4/6)
ウィルコム、ソフトバンク効果で累計契約者数が過去最高に(ケータイWatch4/6)
イー・アクセス決算、LTEや900MHz帯など中期計画発表(ケータイWatch2/9)

他のことで苦しんでいた間に2012年3月のケータイ純増数が発表されてました。

今月1位はソフトバンク、2位au、3位ドコモみたいな感じ。あとウィルコムがなんか大幅純増してはる。
んでうちでは2月9日のイー・アクセスの決算発表で明らかとなったイー・モバイルの契約者数や、3月から発表を開始したWCPの発表、ウィルコム3Gのドコモのヤツさようならなども盛り込み、ちょっと面倒な感じの内容となっております。

さて、ある意味面白いので今回もいじりましょうか。

 
 
今回も通信モジュールやらプリペイドやらの表、通称:実質純増数を勝手に決めてみるぞ表からです。

キャリア純増計プリペイド通信モジュール実質実質の占める割合
ドコモ+252700+11600-34900+276000109.22%
au+437300-3900+45200+39600090.56%
ソフトバンク+603000-1600+127100+47750079.19%
今回も面白いですね。
ドコモはVitaプリペイドが落ち着き、通信モジュールも3万超純減していて、今回に限って言えばmovaの純減も純増の足を引っ張っていた状態なのに、実質純増は純増よりも多いという結果に。
auは実質純増が純増の9割ほどに収まっており、今までよりもだいぶ水増しが減ったのだなという感じ。
んで首位のソフトバンクはと言うと実質純増だと477500と結構目減りしている。これは通信モジュール127100ってのが大きいべな。

次は音声向けIPの表。

キャリアIP純増IP累計IP純増割合IP契約割合
ドコモ+2019005190770079.90%86.33%
au3165002857720072.38%81.40%
ソフトバンク4530002221580075.12%76.74%
これについては純増に占める割合で言うと今回3キャリアほぼ横並びな感じです。

んでMNPの表。

キャリアMNP純増純増全体占める割合
ドコモ-145900252700-57.74%
au9410043730021.52%
ソフトバンク531006030008.81%
イーモバイル-1300221000-0.59%
au強いですな。
ソフトバンクとの差をさらに広げ、MNP利用純増が純増全体の21.52%と、計算上純増の5人に1人がMNPということになります。
ドコモの純減は相変わらずかなり激しい感じ、イーモバの純減、ソフトバンクはMNP純増は純増全体の1割に満たないと。

ここからキャリア別です。

今月首位はソフトバンク、発表によると603000とかなりの純増です。

まいど気になる地域別の東京は351800増で1位、純増全体の58.34%を占める。これはドコモの32.88%、auの42.90%よりもかなり多い数字です。
それ以外の地域は、東海、北陸、関西が1位、北海道、東北が2位で東北は首位と500の僅差、中国、四国、九州は3位となっています。

今回は通信モジュールがかなーーーり多く127100増、プリペイドは-1600の減、そしてYahoo!ケータイの純増は453000で純増全体の75.12%を占めるわけですが、不思議なことに通信モジュールとIPと足すと純増全体に近い数字になってしまいます。実質純増477500で純増全体の79.19%だし。

…今回やらかしたのか(@ω@?

まぁソフトバンクの通信モジュールが少ない時には余裕で純増首位だったり、通信モジュールが急に増えた時には僅差で首位あるいは2位だったりと妙に都合良いタイミングで増減しているのはきっと偶然なんでしょう。んな訳ないと思うが。

今回は新しいiPad効果や900MHz帯対応のPANTONE 4(105SH)のおかげと言っていますが、純増首位の真の功労者は通信モジュールではないかと思われます。

だから飽きもせずに今回も言いましょう。

ソフトバンクには気をつけろ!

ってね。

今回の2位はauです。

地域別では北海道、東北、四国で1位、関東、東海、北陸、関西、中国、九州で2位と全国的に絶好調。

通信モジュールはそれなりの45200、プリペイドは-3900、実質純増396000になると。

EZweb/ISweb純増は316500で純増全体の72.38%。

MNPは今月も首位、94100というから大したもんだ。
このMNP純増は純増全体の21.52%と高い割合で、引き続きメインケータイとして選ばれているのではないかと思われます。

各種新サービスが受け入れられているのか全地域で好調、しかも内容にも怪しさが見えてこないau、今後どれだけ伸びていくのかに注目です。

今回3位はドコモ。mova終了で16万解約があったらしいのですが、それを受け止めてのこの数字は大したもんだ。

地域別では地域によってかなり激しくって、中国と九州で1位、四国で2位なんですが、北海道、関東、東海、北陸、関西で3位で北陸は4位ウィルコムとわずか400差、東北にいたっては-5300で純減4位の結果に終わっています。
これはもしかしたらあれですね、東北でのmova神話の負の側面かも知れません。
FOMA開始時にmovaと比べて繋がらないだのエリアが狭いだのの話は有名でしたが、東北ではそれに加えてauの方が繋がるエリアがあったりするという妙な事情も存在しています。
その結果、movaからFOMAへの巻き込みよりもauへの移行が勝った、という部分もあるのやも知れません。
とは言えmova停波ショックの中でこの程度のレベルで耐え忍んだと言えなくもないわけでして、その中での中国と九州の純増首位はすごいとしか表現のしようがありません。

実質純増は276000で純増を超えています。
プリペイドが11600増、通信モジュールが-34900で純減。
システム別だとmovaが-344900、FOMAが149400、LTEが448100となっておりmovaそのまま解約が16万とか言われているのでmovaだった人の18万超が移行した感じになるのね。

ものすごい勢いで増えているLTE、UQを超える日も極々近いと思われます。
mova停波を超えて来月、どのような数字を叩き出すのかに注目です。

今月4位はUQです。

214800増と好調なんですが、LTEの半分と考えると若干の不安も覚えます。
とは言え、データ専門キャリアと考えればイーモバの倍以上増えているわけですし、今後さらに純増を上乗せできるか次第ってところですかね。

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今月はもろもろの事情で5位のウィルコムです。

地域別では東北が3位、あとは4位。
東京は69300増で純増全体の52.70%と高い数値。

んで何でか知らんが、今回は今までの倍も純増しているのよね。怪しい。
まぁキャンペーン効果だと思いたいが、バラマキ可能なアイテムがウィルコムにも登場し、しかもそれが数字として分けられない可能性もあるわけでして、来月以降も6桁増とかが続くのであればちょっち怪しさ満載かなぁという感じです。

んで今回、CORE 3Gのドコモ版がIIJに移り解約になった感じです。
出ている数字は3Gが-74800で125200。今回ソフトバンク版3Gも倍になったと仮に考えた場合で表は作ってあります。単純計算で、ドコモ版は89000以上残っていた感じになるのかな。
まぁ何にしても、もう1つの未来のカケラが完全になくなってしまったと、そんな感じです。

個人的には単純に喜べない数字です。今回のは。
だってあまりにも怪しい。
全体的に売れる時期ってのはあるが、それでも今までも安定した数字しか出てなくって、それが今になっていきなり2倍ってのはにわかには信じられませんがな。

ということでここでも言っておこう。

ウィルコムにも気をつけろ!

解約の荒らしが止まらず、さすがのおいらも吐き気を感じる近頃のウィルコムです。ウィルコムカウンター八戸店にキレイなおねえさんたちがいた時代が懐かしいよ…

今回初登場で6位のWCP。なんで6位かは後ほど。
30700で、来月からは毎月開示と。
まぁこの数字自体が取り扱うのに困る数字ではあるのですが、来月以降の為にエクセルと表を改造しただけの感じです。
もう1つの未来を潰して作った劣化版の未来、来月からお手並み拝見です。

今回最後に扱うのはイーモバです。
2月の決算発表時の数字なのですが、これって2011年12月までの数字なのよね。
だから380万契約ってところから11月末での数字を出したのが表のヤツになるんですが…これって2011年12月の数字なんで本来ここに入れるべきものでもないのでして…でも発表時期はズレていて入れるとまためんどいし…
正直取り扱いに困っています。これも来月以降の課題です。

ただイーモバとしては、毎月の発表をやめて正解だったかも知れませんね。
だってこれだと分野的にかぶるUQにもLTEにも大敗ですからね。ある意味では賢明なのかも知れません。こすっからいとも言うが。

なんかいろいろ変更が多くて面白いには面白いが大変な思いをした3月のケータイ純増数、ある意味では本当に純増数が目安にすらならなくなってきているのかも知れないなと、今まで以上に感じました。
さてさて、来月はどうなるのかな。

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