モバイルデータはドコモが総合1位だがUQが圧倒的に速いわりには安い
モバイルデータ通信端末満足度調査、第2位はUQコミュニケーションズ(マイコミジャーナル5/17)
日経BPコンサルティングの「第3回 モバイルデータ通信端末満足度調査」の結果が公表されてます。
総合ではドコモが0.70で2位以下にかなりの差をつけての1位、これで3年連続の1位だとか。
2位はUQで0.59、3位au0.52、4位イーモバ0.45、ソフトバンクが5位の0.42、再開はウィルコムの0.35だそうな。
ドコモが総合で2位と大きくさが開いた理由は多くの項目(総合込みで15項目中8項目)で1位を取っていることだそうな。通信に関する項目のうちで「通信エリア(屋外)」「通信エリア(屋内)」「通信品質(接続までの時間)」「通信品質(通信中の切断)」ととにかく繋がりやすく切れにくいのがドコモの強みっぽい。あとは「端末の性能/機能/使いやすさ」「販売店・ショップ店員の対応」「アフターサービス・サポート」という分かりやすいさとビフォア&アフターのフォローですかね。
UQは「データ通信速度」が他キャリアに突出して高い1位、他にも「端末のデザイン/サイズ」「利用できるアプリケーション」「データ通信定額制」で1位で、「月額利用料金」「料金プラン/割引サービス」もかなり高い数値でウィルコムの次いでいる。通信速度が圧倒的に速く安いのがUQって感じね。
auは1位の項目はなく、エリアと品質はドコモの次に高く速度もそこそこいいのだが他は低調。
イーモバは端末の価格が1位。しかし速度がウィルコムの次に遅い感じになってはる。これは事実上のデータ通信専門キャリアとしてはヤバイ状態ね。
ソフトバンクは特にいいとこなし。全部低め。まぁ妥当な線ね。
ウィルコムは「月額利用料金」「料金プラン/割引サービス」が1位だが、この2つの項目でポイントが高いのはウィルコムとUQのみ。しかしその意味合いはUQの「圧倒的に速くてけっこう安い」とは大きく違って、「遅いんだけれども圧倒的に安い」という意味だと思われます。エリアと速度はボロボロな感じ。
面白い結果ですが、ある意味当然の結果よね。
エリアで言えばもう圧倒的にドコモよ。ソフトバンクが12万局立てたと嘯くのと違って、実際にエリア展開をしっかりしているからこその通信品質。
逆にその辺りの現実が出たのがソフトバンクってところでしょうかね。んでドコモには劣るがソフトバンクよりも遥かにエリアも品質もしっかりしているauと。まぁデータ専門ではない3Gの3キャリアはこんな感じ。
UQはとにかく凄まじいの一言ですよ。
エリアだけはどうしても狭いのであれですが、品質はドコモ、auの次に着いているし、その上での圧倒的な速度の割にはけっこう安いという、ある意味昔のウィルコムというかDDIポケットばりのデータ通信での猛進撃ですな。
ある意味モバイルデータ専用キャリアとしては正解だと思います。
それに比べるとイーモバはまずいかなと。だって実質データ専門よった感じなのに端末代だけOKで速度と品質が低いってのは致命的でしょう。
根本的な問題なので、なんとかしないとヤバイよね。
そしてウィルコム…って今やもう事実上データ通信は安かろう遅かろう路線しか残っていないのですが…それでもやはりその超圧倒的コストパフォーマンスは健在ね。なんせ1桁違うわけで、動画再生などの速度が必要なコンテンツには無理があっても、それらを利用せずにちょっとしたブラウジングやメール閲覧ぐらいでは十分なわけですから。
ってそこしか褒める部分はないというか、理論値が違うというか、本来であればここに比較されるべきなのはソフトバンクに有名無実にたたき落とされたXGPだったはずなんどもね、あぁ残念(=ω=。
まぁ各キャリア様々な事情があり、またキャリアによっては実際のサービス品質の向上ではなくよさげに見せかけることにだけ注力しがちではありますが、そういった部分まで冷静に見極めるユーザーの出した結果…というか実際に使った人の声が如実に現れたのかなぁと思いますですはい。