11日に発生した大地震、その夜のはっち避難所及びその周辺でで収めた写真です。

対応に追われる職員が働く市役所別館→
停電により街全体が暗闇に覆われ少し先の障害物さえも気を付けないとぶつかるほどでしたが、市役所の周りだけはうっすらと見える程度。災害時の対策のための非常電源でがんばっているのでしょう。

↑十六日町付近。車の明かりでようやく見える程度の明るさしかない。
停電により街灯も自動販売機も沈黙している街並みは、まるで何かの遺跡かのようにも思える。

　

↑市庁以外では街中で唯一明かりがあるはっち。
正直はっちに関しては良くない思いがてんこ盛りなおいらだが、この場所だけでも明かりがあることで、避難してきた人はとても安心したことだろうと思う。

↑時刻は深夜、いびきをかいて眠る人もいれば、眠れずにテレビを見続ける人もいる。
だがはっちに避難した人はある意味幸せだと思う。
他の避難所、特に学校の体育館などに比べればまだ暖かく、非常電源で十分ではないにせよ明かりも点っており、暗闇に不安を覚えることもない。
トイレもそうだ。明かりがあり、水も流れる。停電の影響で自動水栓は使えないが、それでもトイレを我慢することもなく利用可能であった。
飲み水も不足することはなく、また近くのコンビニがなんとか営業したりもしていたことで、自分で動ける人は飢えることが少なかったと思う。

変な話だが、はっちにいた人は、ある意味今回の大震災の実感が薄かったのかも知れない。八戸の他の避難所に比べて寒さも照明も得られており、1台とは言えテレビもあり最低限の情報は入手出来ていたからだ。
だがそれでも眠れぬ人は多く、みんな疲れていたように思う。

のへのこと