PHSがダサイ?というお話
この記事はみどウィル支に投稿した記事の再掲載です。
おら、なんだかんだで6年以上ウィルコム(旧DDIポケット)のPHSを使っています。他のキャリアを使ったことはございません、一切不便を感じてないので。
まぁ正直、面と向かって「ダサイ」と言われた事もあります。特にDoC○Mo(仮名)ユーザーに。
その理由を聞いても「ダサイからダサイんだ」「ピッチだからダサイんだ」と、子供の発言のようなことを言われることも多かったのですが、それでも何度かまともちっくな理由を言われた事がありました。
まぁいろいろ考える前に言っておきましょう。
世界は日々歩んでいます。
ケータイやPCなどは特にそう、わずか1年で性能もサービスも大きく様変わりをしていくもの。
そしてその変化により、それまでの常識すらも御破算になることも珍しくはありません。
さて、話を戻します。
PHSがダサイと言う人の一番の理由に「エリアが狭くて使えない」と言うモノがあります。
ハッキリ言いますが、ウィルコム(当時のDDIポケット)はカバー率85%しかありませんでした。
携帯はすでに99%のエリアを誇っていた時期に85%ですから、正直使えないエリアも多々ありました。
20世紀終わり(1997年末辺り)の頃のことです。
しかしその後はエリアをどんどん補完しており、2005年度中には人口カバー率で99%に達する見込みでいます。
つまりは、「エリアが狭くて使えない」という認識はたいていの場合20世紀の頃の認識であり、現状とは限らないんです。
まぁもちろん、洋上や山の奥では繋がらない地域もあります。
ただね、正直そういうところではドコモFOMAもボーダフォン3Gもたいてい繋がらないし、auもドコモMOVAでさえ繋がらないエリアってあるんよ。
だから「PHSだけエリアが狭い」と目くじら立てることはないと思いますよ。
ついで多いのが「電波が切れやすい」「移動中切れやすい」というモノ。
まぁこれもあれです、20世紀の頃はそうでした。
それでも99年頃には電波が切れにくく高速でアンテナを交換していく技術を実用化し、そういったことはほとんどなくなりました。
まぁアンテナ状況とかにも左右されますが、おらは100km/hで通話が問題なくできました、イヤホンマイクでね。
まぁこれも昔のことなんで、未だに言われることにはちょっとね…聞いている方が恥かしくなります。
あと中にはこういう理由もあった。
それは「携帯への通話料が高い」というもの。
まぁ正直高かった、PHSへの通話料が3分40円とかの時代に120円とか150円とか取られていた気がする。
ただね、この通話料って電話掛ける側だけで決めるもんではないんよね。
電話掛ける端末の会社と電話を受ける側の会社で話し合いをして、それで料金って決めていくものなのよね。
つまりこの料金は、携帯側の意図もあって決められたモノなのよ。だってウィルコム(当時のDDIポケット)的にはメリットないもの、もっと安くてかまわないし。
まぁそれでも昨今はずいぶん安くなり、ウィルコム定額プランでは携帯に一律30秒13.125円で掛けられるようにウィルコムはがんばりました。
ということで、昔のことだと御理解下さい。どうしても文句言いたいなら携帯キャリアにも苦情入れてくだされ。
よくありがちな「PHSはダサイ」と言われる理由を幾つか上げましたが、そのいずれもが過去の記憶です。
それも5年以上前、20世紀の頃のこと…アナログ携帯が終わりモードが始まった頃の事が未だに言われてるだけなんですよね。
まぁ別に万人受けしなくてもいいですし、そう思い続けるのも個人の自由なんですけどね…
ただ事情をよく知っている人からみると、「とんでもなく古いことを未だに言い続けている人がおるんだなぁ…」と呆れ顔で見てしまいます。
「PHSがダサイ」と馬鹿にしているつもりが、「『PHSがダサイ』と言っているダサイヤツがいる」と周りに馬鹿にされないように、言動気をつけましょう。
あぁ、ちなみに、
NTTドコモPHS(NTTパーソナル)やアステルは当時、ウィルコム(当時のDDIポケット)以上にこういうこと言われていました。
実際にウィルコムよりも遥かに酷かったようですよ。
あとどこぞのドコモ直営店員は「PHSは繋がらない」と
未だに言っているようですぞい( ̄▽ ̄♪
FOMAがつながらない事は棚に上げながらネd(=ω=。
▼関連リンク▼
PHSがダサイ?というお話2
PHSがダサイ?というお話3(最終回)
▼参考リンク▼
続・PHSの10年と今後-ウィルコムインタビュー「今後のPHSは拡大と成長へ」(PC View)