進化した指紋認証搭載「WX321J」

この記事はみどウィル支に投稿した記事の再掲載です。

指紋認証機能を搭載し高いセキュリティを兼ね備えたウィルコムの音声端末「WX310J」、その発売から1年が経ち、さらに進化した指紋認証機能を搭載した音声端末が2月に発売されます。
それは日本無線製のW-OAM対応音声端末「WX321J」です。

WX310Jの最大の特徴である高いセキュリティを誇っていた指紋センサーですが、指紋センサーが方向キーをも兼任していたためにその操作性は癖が強く、なかなかユーザーに受け入れ辛かった部分がありました。
しかしWX321Jの指紋センサーはWX310Jに比べて格段に進化しました
WX310Jの指紋センサーは指表面の凹凸を読み取るものでしたが、WX321Jでは指の真皮を読み取るタイプに変わりました。

wx321j-2

この変更によりWX310Jでは指表面の状況で読み取り精度が左右されたのに対し、WX321Jでは安定した読み取り精度とスクロール操作を実現しています。

またWX321Jの指紋センサーの周りには方向キーも配してあります。
多少変則的な配置ではありますが、指紋センサーでの操作に慣れない人にとってはうれしい改良です。

wx321j-1WX310Jでは搭載されていなかったデジカメもWX321Jでは搭載されています。デジカメは130万画素CMOSでマクロ撮影に対応、QRコードの読み取りも可能です。
これはおそらくユーザー層を考えた結果だと思います。
WX310Jは法人向けにデジカメ無し+指紋認証でしたが、法人はとにかく安い端末を望んでいます。そのニーズにWX310Jは応えることが出来ませんでした。また高いセキュリティを望む個人ユーザーにとっては、デジカメが無いということが逆にネックともなっていました。
今回デジカメが搭載されたということは、法人向けよりはセキュリティ重視のユーザー向けにシフトしたと言えるでしょう。
端末の価格的にもそれは良いことだと思います。

記録メディアにはウィルコム端末としては初となるmicroSDカードが採用されました。
液晶には2.4インチQVGA(240×320ドット)のIPS液晶を採用、これもウィルコム初となり、従来のTFT液晶よりも広い視野角で美しい映像を見ることが可能です。

フルブラウザは「NetFront 3.4」、データ通信方式は1x~4xのパケット方式などに対応。またW-OAMにも対応しているので、通信状況次第では従来(QPSK)よりも早い204kbps(理論値)での通信も可能です。

発売時期は2月中旬の予定、予想価格は1万6千円前後。当ブログ予想では新規で16800円、機種変10ヶ月以上で20800円、データ定額特価で新規13800円、機種変17800円程度ではないかと考えております。

ウィルコムストア

W-OAMに対応して指紋センサーも進化したWX321Jは、より高いセキュリティと安定した通話を求める人に適した端末であると言えるでしょう。
またデジカメが無いからとWX310Jを諦めた人にはうれしい存在と言えます。
今回のWX321Jは買いかも知れませんよ。


▼参考リンク▼
日本無線「WX321J」はWX310Jの後継機(みどりうかブログ1/22)
WX321Jのページ(ウィルコム公式サイト1/22)
WX321Jのページ(日本無線公式サイト)
JRC、指紋センサーや1.3メガカメラ搭載の「WX321J」(ケータイWatch1/22)
W-OAMに対応した“指紋+ビジネス”のセキュリティ端末──「WX321J」(ITmedia+Dモバイル1/22)
写真で解説する「WX321J」(ITmedia+Dモバイル1/22)

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