新たな可能性を秘めた音声端末「WX320K」

この記事はみどウィル支に投稿した記事の再掲載です。

2月中旬に発売予定のウィルコムの京セラ製W-OAM対応音声端末「WX320K」は、これまでとはまた違った新たな可能性を秘めています。

WX320Kはその仕様から、「京ぽん(AH-K3001V)」の改良型である「京ぽん改(WX300K)」をフルモデルチェンジした端末であるとみられており、ウィルコムユーザーからは「京ぽん改2」の愛称で呼ばれていたりもします。
その愛称の示すとおり、WX320Kはハイエンド端末ではなく、WX300Kよりは高性能なロー~ミドル辺りの端末である、と言えるでしょう。

デジカメが130万画素CMOSに進化しマクロ撮影やQRコードにも対応したことで、携帯から移行するユーザーにもさほどストレスなく利用できると思います。
メモリはデータ用が16MB、メール用が4MBを装備、メモリカードスロットは無いものの、代わりにネット上にデータを保存しておける「Operaサーバーサービス」が用意されています。
今までも個人でオンラインストレージサービスなどを利用するケースはありましたが、今回は公式コンテンツのような扱いでWX320Kに最適化したものが用意されると見られており、メモリーカードとはまた違った保存の形を提示してくれるはずです。

フルブラウザはOperaを搭載、今回のOperaではRSSリーザーもサポートしています。
あらかじめブログやニュースサイトなどのRSSを登録しておくと、自動更新(30分、1時間、3時間、6時間から選択)を設定することで最新情報をWX320Kで入手する事が可能、ブログ更新やニュースを一早く知ることが可能になるわけです。
またRSSはPC版のOperaからも閲覧・編集が可能なようです。

今回はW-OAMに対応したことで、W-OAM対応基地局下ではより安定かつ最適化した通信・通話が可能となっています。現在W-OAM対応基地局は都心部を中心に展開していますので、まずは都心部のビルや地下での通話がより安定化すると思われます。
さらにWX320Kはダイバシティアンテナも搭載、これも安定した通信に一役買ってくれるはずです。


Javaアプリ(MIDP2.0)も搭載されており、「アルカノイド」がプリセットされています。ゲーム好きな人にはうれしい改良点です。
またMIDP2.0準拠の自作アプリなども動作可能とのことです。
通信は4xまでのパケット通信などに対応、W-OAMと相まって、W-OAM対応基地局下であればより高速で安定した通信が可能です。
ウィルコムストア

発売予定は2月中旬、予想販売価格は新規16000円前後と言われています。当ブログ予想ではWX321Jと同じ程度、新規で16800円、機種変10ヶ月以上で20800円、データ定額特価で新規13800円、機種変17800円程度ではないかと考えております。

今までにない新しい可能性を秘めているWX320K、その可能性が実際にはどんなものなのかを判断するには端末の登場を待つしかありません。
ただ少なくともこのWX320Kならば、今までよりさらにネットとの親和性が高まる事は間違いないでしょう。
発売日がとても待ち遠しく思います。


▼参考リンク▼
WX320K発表…これは京ぽん改2になるのか?(みどりうかブログ1/22)
WX320Kのページ(ウィルコム公式サイト)
WX320Kのページ(京セラ公式サイト)
アルミ素材を採用した京セラ製PHS端末「WX320K」(ケータイWatch1/22)
ウィルコム、W-OAM対応の“京ぽん”「WX320K」を発表――発売は2月中旬を予定(ITmedia+Dモバイル1/22)
写真で解説する「WX320K」(ITmedia+Dモバイル1/22)

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