その意義を理解せずにはMVNOは語るべきではない。

大手の回線借り抑制 総務省、携帯新規参入促す(MSN産経ニュース2/22)

リンク先記事によると、MVNOでのケータイ事業参入資格の見直しを総務省が検討しているらしいです。
キッカケはソフトバンクモバイルがイー・モバイル網を利用したPC接続定額制データ通信サービスを開始すると発表したことだとか。またリンク先記事ではウィルコムのFOMA網利用でのサービス検討についても同様に紹介してはる。

なんか問題が一緒くたにされてるけれど、ちゃんとその意義を理解しないとダメよね。
ソフトバンクのイー・モバイル網利用は、自社のトラフィックを減らす為に利用帯域は違うが同じ通信方式の他キャリアサービスを利用するというもの。極端な例を言えば、ドコモがユーザー数が多いからとauやソフトバンク網でのMVNOを始めるようなもの、つまりソフトバンクはケータイキャリアとして自社努力で解決すべきことを放棄しているわけですよ。
そこをまず理解しないとダメね。

ではウィルコムのはどうかというと、詳細が発表されていないので何とも言えない。
もし都市圏でのサービスに次世代PHSを整備しないでFOMA網を利用するなら問題だろうが、もし次世代PHSサービス開始時の地方での当面のエリア補完であれば問題なかろうと思う。それぐらいは認めるべきだべ、前例もあるいし。

その辺りの意義を理解しないで『MVNO』という単語だけで一緒くたにするのは問題があるし、そんなことをしたらまたソフトバンクが変ないちゃもんをつけてくるかも知れない。
その点をしっかりと理解し、総務省には適切な対応を求めたいと同時に、一部ユーザーはヘタに騒ぐだけでなくもっとちゃんとサービスを見つめて欲しいものだなと、おらはそう思っておりますですはい。

コメントを残す

%d