auの夏モデル12機種発表、ドコモのバリューちっくな「新シンプルプラン」も

au、2008年夏モデル12機種を発表(ケータイWatch6/3)
auが「シンプルコース」改定、端末代金の分割払いを導入(ケータイWatch6/3)
外装フルチェンジ、スポーツストレート、新G’zOne、フルワイドVGA、Bluetoothなど12機種──auの2008年夏モデル(ITmedia+Dモバイル6/3)
au、割賦販売導入 月額980円の“ホワイトプラン対抗”コースも(ITmediaNews6/3)

auの夏モデル12機種が発表されました。
今年のau夏モデルは全てWIN端末、「Woooケータイ W62H」「W62SH」「W63SA」「Sportio」「G’zOne W62CA」「W64SA」「フルチェンケータイ re」「W62T」「W64K」「W62K」「W63K」「簡単ケータイ W62PT」の12機種だそうな。

個人的には端末には興味がもてませんでした。まぁこれはどのキャリアでも言えることよね。
しかし新たな料金プランとなる「新シンプルプラン」、これはとても興味深かった。
というのも、ついにauも存在意義のある分離プランを提示することになったことを意味するからです。

auの分離プラン「シンプルコース」は、本当にシンプルでした。
端末は2万1000円高くなる、通話料金は安くなるが無料通話分が無くなる、購入が大前提となっていることを込みで計算するとほとんどの場合はフルサポートコースの方がお得、シンプルコースにする意義は2年縛りが終わってから、とある意味シンプル。
見方によってはまるで「いやいや、みんなが分離しろっていうからホントに分離だけしましたよ。フルサポートよりも美味しくないけどあなた達がそうしろって言ったんだからうちらの責任じゃないですよ」とも受け取れるような分離プランが「シンプルコース」だったわけです。

しかし今回発表された「新シンプルプラン」は、ドコモのバリューコースを叩き台にしているようなプランです。
「新シンプルプラン」は端末購入時の価格がフルサポートコースに比べて2万1000円高くなるものの、変わりに基本料金が実質840円安くなり(本来は1680円だが誰でも割適用で実質840円割引となる)、またプランSSでは実質910円(1819円に誰でも割適用で910円)安くなって結果「プランSSシンプル」では月980円で1050円分の無料通話分付きと、ドコモのバリューコースをパクった上で最安プランはホワイトプランの基本料金をパクったというソフトバンク的なプランな感じなわけですよ。
そして当然のように割賦販売も開始、これでauも端末代金による2年縛りを手に入れた形になります。
これらの姿勢からはついにauが本気になった、とも感じとれるわけでして、ついにやりたくない分野にまで突入したauはそれは強いだろうと感じずにはいられないわけです。

ただ気になるのは端末価格よね。
正直このプランはドコモやソフトバンクへの対抗と言う意味ではかなりの強みがあります。
でも今まで0円端末を提供してきたことで実は端末代金込みでは最も安かった、という部分を捨て去る可能性もあるわけよね。
またドコモにも言えることなんども、「新シンプルプラン」が本当にリーズナブルに使えるためには、無駄な機能を省いた安い端末の投入こそが肝なわけです。
今後そこにまでauが踏み込めたならば、ソフトバンクから純増首位を奪い返すことも十分可能ではないでしょうか、とおらは思いました。

さて、ウィルコムもさすがに音声料金プランに手をつける時期かしらね(=ω=。

1件のコメント

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    ちょうど今月がMY割(2年縛り)の更新月なので、
    ドコモやソフトバンクにMNPしてみようかなと思っていたの
    ですが、ちょっと待って検討してみたいと思います。
    しかしあらためて振り返りますと、2年縛りというのは
    長いですよ~。この2年間、どれだけ他社に移りたくなったり
    機種変更したくなったか数えきれません
    (結局ガマンできずに機種変更はしてしまいましたが)。
    最近の記事(移転の方でしたか?)でも仰ってみえましたが、
    携帯の契約、特にMNP枠外のウィルコムの契約をするときは
    本当によく吟味しなくてはいけないなと思います。
    どんどん警告&賢い選択方法など発信してください!
    期待しております!

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