置き石でブラックバスの親は育児放棄する?

置き石でブラックバス退散(YOMIURI ONLINE 地域・埼玉4/12 )

ブラックバスの産卵床にこぶし2つ分ぐらいの石を3つ置いたら、そこのブラックバスの卵が無くなることが分かったらしい。
リンク先記事によると、どうもブラックバスの親魚が置き石で卵の保護を放棄し、結果コイなどに卵が食べられたのではないかと推測されているんだとか。

これはすごい発見かもですよ。
ブラックバスが在来魚に与える影響は在来魚の捕食だけでなく、彼等の繁殖形態にもあるわけです。
というのもあれだ、ブラックバスは産卵後に親魚(オス)が卵を他の生き物から守る習性があるのよね。
これが在来淡水魚となると基本的に産みっぱなし、それどころか親魚が卵を喰らう可能性もあるわけでして、結果親魚に守られるブラックバスの卵の方が孵化の可能性がグンと高くなるわけなんですな。
でも今回の方法で親魚が卵を放棄するとしたら、かなり有効な方法と言えるでしょう。ブラックバスが産卵しそうなところに石を投げ入れておけば効果があるかも知れませんからね。んで親魚が育児放棄したらたまたまそこにきたコイがとりあえず何かないかと手当たり次第に口に入れまくって魚卵をゲット、てな感じになると。
これはかなり期待が持てそうです。

それにしても、何でこの方法でブラックバスの親魚が卵の保護をやめるんですかね。
産卵に適した場所ではなくなったと判断するのか、あるいは卵がダメになったと判断するのか、はたまた単にストレスでやめちゃうのか。
その辺りの理由もわかってくればまた違った応用なども出来るかも知れないので、その辺りの研究にも期待したいところです。

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