おらもそこが気になっていた

第4回 立ちはだかる課題は「エリア整備」(ITPro12/13)

リンク先記事の内容、けっこう大事なことだと思いますよ。

WiMAX陣営はどっからユーザーを持ってくるつもりなのでしょうね?
株主の3Gキャリアで直接申込みできるようにとはいかないでしょうし(代理店扱でケータイショップで契約の可能性はあるけどね)、それ以前に3Gの通信と競合しちゃうし、本命のモバイルインターネット目当てのユーザーだけ取り込むつもりとしてもパイは小さいのよね。
かと言ってADSLの代替のように位置付ければ、今度はブロードバンドユーザーの食い合いの領域に入っていく。
でもADSLユーザーなりをがっぽりかっさらうには何か特別なウリがないとなかなか決め手に欠くし、あるいはADSLなどが事実上ブロードバンドでない地域への選択肢になるほどのエリア展開がないと難しいんではないかなぁ、と思わずにはいられない。

まぁね、WiMAX陣営にはそれぞれ大きな金づるがおるからエリアを強引に構築することは可能でしょうさ。
でもそれを回収するのって、けっこう大変よね。最低でもざっと300万とか、できれば500万それ以上は必要なわけだ。それもケータイというよりもほぼデータ通信利用の前提で。
その辺りが本当にだいじょぶなんすかね?と常々思ってまいりました。

これがウィルコムだったら現行PHSの延長でデュアル端末も予定しているので、新規の次世代PHSユーザーだけでなく現行PHSユーザーも徐々に移行していって、ほぼ次世代PHSへの移行がすすんだら無償端末で次世代PHSへ引き上げという手もあるわけです。ある意味一番2.5GHzを活用できるのがウィルコムってね。

まぁ何にしても、まっさらからの新規参入ってのはWiMAXも厳しいとおらは思います。
3Gも競合していますし、ぐずぐずしていて3.9Gなりが始まればなおさらですしね。
そういうエリア展開とユーザー集め(販売チャンネルなども含めて)の点をWiMAX陣営がどう考えているのか、WiMAXは最低でも1社は受かるでしょうからその会社の発言に今後期待したいところですな。

2件のコメント

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    半分終わっているような感じではないでしょうか?

    現在のPHS網は完全ではないので、じわじわと高度化PHS基地局のエリアを延ばしつつ、次世代PHS基地局が後を追う感じなのではと思います。

    あと、次世代PHSは意外と都会より地方都市や過疎地域に普及するのが先になるのではと思います。デジタルデバイトの解消のための努力も2.5Ghz帯獲得の条件なので、あまり都会から先に順々に…って話ばかりにはなりにくいのと、次世代PHSは現在のPHSよりも基地局側の出力が強いのでエリアも広く、またマクロセルとまではいかないミドルレンジなセルを構築することも可能なようなので、田舎に新しく基地局を立てる際には、次世代PHS基地局を積極的に設置することも考えられるわけです(ちょっと都合よすぎかな…)

    まあとにかく、WiMAX陣営に負けてるのは資金力ぐらいで、その資金力も次世代PHSではそれほどいっぱい必要ってことでもないようなので、競合しても負けないと確信してます。なので、とにかく頑張って欲しいですね。

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    次世代PHS基地局の郊外への展開の可能性はけっこうありうると思いますよ。
    ただし都市部などが優先でそれが一段落し、その上で新規基地局を建てる場合にはって前提でね。ある意味W-OAMと同じ方法論。
    まぁ現実的にはデュアル音声端末が発売されて次世代PHSでの音声通話が始まって以降じゃないかなと思いますが、まぁいずれにしても妄想の域はまだまだ出ませんな。

    あと資金力はあまり関係ないと思うぞい。
    サービス展開できるだけの資金があるかどうかが問題なわけで、その必要額の倍の資金力があれば倍のサービスが出来るってものでもない。
    だから必要な資金という部分では4陣営に優劣はないと思いますぞい。

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