9月のケータイ出荷数は25.3%減と伸び悩むも上期は12%増

2007年度移動電話国内出荷実績(JEITA)
9月の携帯・PHS出荷数は200万台の低水準、上期は前年度比112%(ケータイWatch11/14)
ピーク時の半分以下、248万8000台に減少──9月携帯出荷(ITmedia+Dモバイル11/14)

普段はあまり端末の出荷数は紹介しないのですが、今回ちょっと気になったので取り上げてみました。

何が気になったかってPHSの出荷台数、つまりウィルコムの端末出荷数についてです。
7月、8月の出荷数が前年を越えているんですよね。でも7月は前年に比べて純増数はわずかで、8月に至っては純減しているわけです。
ということは、7月8月のウィルコムは機種変での需要が増して端末はよく売れたが、反面新規契約の伸び悩みもあった、ということになります。
また9月はわずかに純増に戻したものの端末の販売数は前年を下回った、ちょっと原因を特定し辛いですが、もしかしたら[PRO]のキャンペーンでの新規需要に供給が追いついた可能性も考えられます。店頭では既存ユーザーがキャンペーン適用の為に新規契約後旧契約を解除というケースもあったようですしね。

これらのことからも、新端末の導入や価格改定が新規契約に直接結びつかない可能性が少なくないと見て取れます。
ただウィルコムは、さすがにそろそろ本当の意味での新しい通常音声端末を投入すべきではないでしょうか。
まぁワンセグなどの必要性には必ずしも賛同しかねるわけですが、そのような方向での新規ユーザーへのアプローチもさすがにしていく時期にきているのではないかと思います。

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