ウィルコム「次世代PHS」で2.5GHz帯の免許申請

「次世代PHS」の導入に向けた2.5GHz帯での免許申請について(ウィルコムプレスリリース9/28)
ウィルコム、「次世代PHS」に向けて2.5GHz帯に免許申請(ケータイWatch9/28)
ウィルコム、次世代PHSで2.5GHz帯の免許申請(ITmedia+Dモバイル9/28)

ウィルコムが「次世代PHS」で2.5GHz帯の免許申請を行なったと正式に発表しました。

個人的には、ウィルコムの自制台PHSはもっとも実現性のある存在だと考えています。ウィルコムびいき抜きでね。

やはり自前の基地局施設を流用できるというのは大きいです。
対するWiMAX陣営は新規に基地局を建てねばならず、一部は3G基地局に相乗りの形で流用できるとしても全てでそれが可能とは限りません。
そういうエリア展開的な意味で、まずはウィルコムに優位性があると言っても良いでしょう。莫大な資金だけではどうにもできない問題もあるのです。

また事業計画的に見ても、ウィルコムは実現可能なレベルの計画を立てているように思えます。
現在のウィルコムのW-OAMを見てもわかるように、ウィルコムの場合はPHS事業の延長線上に次世代PHSを据えており、また直接関われるが為に利用可能となったユーザーから順次移行していくことが可能です。
対してWiMAX陣営は、基本的には3Gとは別運営となる為にユーザー獲得に苦戦するのではないでしょうか。
イー・モバイルの例を見る限りではやはりユーザー獲得は簡単ではないと感じますし、直接ユーザーの移行ができないであろうWiMAX陣営は3Gキャリアとの競争に苦しむことになるんではないかと。

まぁ何にしても、ポイントは総務省がどう判断するかですよね。
どうみても実現不可能な事業計画を打ち出し、現在は事業化が不可能としか思えない状況に陥ってしまったアイピーモバイルを選んでしまった、そのかつての愚行を繰り返さないことを総務省には祈るばかりです。

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