観光交流施設素案、芸術家が泊まれるんだそうな。

八戸市が観光交流施設の設計素案(Web東奥9/20)
八戸市が観光交流施設の素案 観光色薄まる(デーリー東北9/20)

八戸市が三日町に整備を予定している「地域観光交流施設(仮称)」の基本設計素案を市議会中心市街地活性化推進特別委員会に報告したとかいう記事がリンク先に載ってはる。
なんか地上6階、地下1階で免震構造、三社大祭やえんぶりといった観光目的だけでなく、スタジオやギャラリーも内包され、屋上には芸術家らが滞在可能な居住・アトリエ空間などがあったりする「HPM(八戸ポータルミュージアム」となるんだと。

これらの記事は一昨日から知っていたのですが、その素案とやらを是非見たいと思って探しまくって結局見つからず、負け犬ムードを漂わせながら今さらの紹介です。
情けなか…orz

いちおうたぶんこのファイル(リンク先はPDFファイル)に近いと思うのよね。たぶん1つ前の素案だべ。
まぁ施設の構造やら中身やらは建設方面の先生方を信じておくとして、こんな入れ物だけを作っても観光に繋がるかと言う気持ちがけっこうしてきています。

施設作りも大事だが、観光で来た人が利用できる交通機関の乗り場を確保していないしさ、また近隣市町村の人が車でくるにしても高い駐車料金がネックになるでしょう。
その辺りをそれこそバスなどの専門の人の意見を踏まえて同時期に整備することは必要最低限の課題でしょう。

またなにやら動きが出てきた共通駐車券のICカード化についても、ふと冷静に考えればICカードである意味がようわからない。
たしかにICカードにすればセキュリティは上がるでしょう。
でも共通駐車券って、基本的に買い物などの額に合わせて発行されるものではないのかな。
もしかしたらあらかじめ購入するプリペイド形式も考えているのかも知れないが、それが共通駐車券だけにしか使えないのであればICカードである意味がないべ。
まぁこれを考え出したかした人はきっとその辺りも考えているとは思っておくが、もし安易に「ICカード流行っているからやっとけ」ぐらいであれば無駄金ばかり払うことになるからやめて欲しい。

新しく作るらしい共通駐車場とやらも同じ、そんなのは作ったところで中心商店街周辺の駐車能力が上がるという意味しかなく、それよりも現状の駐車場の連携を強化するための取り組みに注力するのが先であろう。

観光交流施設には個人的にはとても期待はしている(内心大コケするんでないなかとも思っている)が、ただ全体的に見た時には足並みがお世辞にも揃っているとはとても言えないし、正直現実を見ていないとしか思えないような部分も少なくないように感じる。たぶん同じように感じている八戸市民は少なくないはずだ。
その辺りを実際に決定する立場にいる人たちには真摯に考えて欲しい。
つまらぬ考えでもう躓いている余裕はないのですよ。

▼参考リンク▼
(仮称)八戸市中心市街地地域観光交流施設(八戸市 まちづくり)
旧長崎屋ビル 民間主導で再生へ/八戸(デーリー東北9/22)

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