混迷深まるアイピーモバイル
アイピーモバイル、杉村会長に辞任要請(ケータイWatch9/21)
アイピーモバイルの筆頭株主が森トラストに変更(株式返還)される問題に関して、森トラスト側はアイピーモバイル会長杉村五男氏に株式譲渡契約を締結したと発表していましたが、アイピーモバイル側は「19日昼に森トラストから株式買取の打診があったが取締役会は断ることを決議した。しかし20日昼に取締役の竹内一成が杉村会長と連絡を取り、森トラストと個人で契約を締結したことを確認した」という旨の発言をし、「会社のためとはいえ経営会議に反する行動をとったことに変わりはない」として杉村会長に対して辞任要請を出していると明らかにしたそうな。
また総務省では「株主の移動ということで現状は注視するしかない。事業化に向けた影響はこれから話を聞いていきたい」と話しているらしく、「今年11月9日でサービス開始の見込みがなければ認定の取り消しなどを検討、返上の申し出があれば電波監理審議会に諮問することはあるが、現状事業化への影響を判断する事実がない」と当面注視の姿勢でいるようなことを説明しているらしい。
なんかアイピーモバイル内でもごたごたしておりますな。
まぁ総務省が注視するしかないのは仕方ないとしても、事業化への動きが進んでいるという報道もないわけよね。なんせ資金難云々で森トラストに株式買われたはずが森トラストはそれを丸投げ、ものすごいオプションも手に入れて損しない形でいちおう検証しただろうNextWaveは「やっぱ無理(^▽^」とあっさり返上、そして森トラストも手を引いたと。
これはもう事業化の目処がどうとか以前に、もはや事業化の可能性がわずかでもあるのかどうかというレベルの話ではないだろうか。
まぁ何にしても限りある電波を預けているわけですから、アイピーモバイルには早期の判断をしてもらいたいものです。